北京全体に言えることだけどとにかく広い。そして北京の観光地全体に言えることだけど人が多い。さすが中国。故宮博物院=紫禁城って、がらーんとした場所を想像していたので、人がいっぱいいると何かイメージ違う・・・(そんな身勝手な)
ぱたぱたツアーなので正面の門(午門)から太和殿・中和殿・保和殿を覗いて、お手洗いに寄りがてら後宮を通って、御花園を抜けて神武門を出て終わり。駆け抜けたというよりかすめた感じなんだけど、それでも2時間位掛かったと思う。とにかくでかい。
写真上の太和殿の屋根。台北の中正記念堂に行った時にこんな飾りがあるのを見て、可愛いけど乗りすぎじゃない?と思った。そのときは全部で4匹(4人?)だったのだが、ここはさすがに本家の最重要建物、全部で12個の何かが乗っている。しかも2階建て。
中は入れず、狭い入口から覗き込むだけ。がらーんとした暗い室内に玉座が鎮座していた。レプリカに変えていいから、室内に通路を作って誘導した方が、人も流れるし満足感も上がると思うな。警備員の皆さんは清代のお着物を着てもらって。で、レプリカ展示品のレプリカを売店でカタログ販売してほしい。私は実物大は買わないが、手のひら大なら買うかも(笑)。台北の故宮博物院にあった清代の家具、素敵だったもん。御金持ちはみんな興味持つと思うよ。
なんとなく南国を想像してしまう(私だけかね)黄色の瑠璃瓦は、皇室関係にしか使えなかったのだそうだ。中国だから赤もエライ印だけど、ただし赤は壁の色なのだった。「赤い壁」の方は皇室限定ではなく、高官レベルでも使えたとのこと。そういえば台南で孔廟がピンクぽい赤壁だったが、あれもエライ建物の壁という意味だったのかな。
ちなみに「紫禁城」とは、紫「が」禁じられている城という意味ではなく、禁じられた城(=一般人は入れない場所)に最高を意味する形容詞として「紫」が付いているのだそうだ。つまり結局、紫が一番エライ色。日本と同じなのね・・・
この辺は後宮。お仕事の場所はだだっ広いのに、生活の場所は普通の広さなのが何だかおかしい。ま、ひとつひとつの道は普通でも、後宮全体ではやっぱりでかいんだけど。宝物館?で金の置物とかをちらっと眺めた。台北にあるものの残りものなのは仕方ないとしても、展示/説明の仕方には難があるね。もっと良いものに見せられると思う。価値のあるものは台北に置いてあって正解なんじゃないという気が(笑)。
次回チャンスがあったら、1日かけて迷子になりながら歩きたい。きっと皇帝もお忍びでどこかに行こうとして迷子になったことがあると思うよ。
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