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2020年12月26日

クリスマス プディング

 「クリスマス・プディング」という食べ物があることは知っていたけど、食べたことも見たこともなかった。自分で作らない限り、本場に行かないと食べられないんだろうと思っていたのに、近所のKALDIで売ってるじゃありませんか。よしよし。クリスマスを待って食べようと楽しみにしていたら、たまたま読み始めた「オスカーとルシンダ」にクリスマス・プディングが重要な意味を持って登場。ますます食べるのが楽しみ!

こんな感じの食べ物。パッケージでわかるように英国ウォーカー製です。プラスチックボウルに入ってたのをレンジで温めて食す。「オスカーとルシンダ」では、厳しい父の元、清貧な生活を送るオスカーに同情した女中さんがこっそりクリスマスプディングを作って食べさせてくれるのだが、すぐ父に見つかって無理矢理吐き出させられる。「プディングは悪魔の果実だ、と父はいった。オスカーはプディングを食べたが、悪魔の果実にはとうてい思えなかった。」ここから父子のボタンの掛け違いが広がっていく。

オスカーはプディングにも感心していたが(レーズンを食べたのは初めてだった)、上にたっぷりかけられたカスタードソースに強く魅せられていた。右写真の状態でちょっと食べてみてすごく甘かったので、これにカスタードを足したらベタベタに甘くなると思ったのだが、「家庭でできる和洋菓子」にもカスタードをかけるものだと書いてある。迷ったけど砂糖控えめでカスタードソースを作った。クリスマスぽくして記念写真。

んー、想像通りの激甘!!決してまずくはありませんが、イギリスらしい美味しさです(褒めてない)。レーズンやオレンジピール等のフルーツたっぷり、シナモンとナツメグ?(Mixed spiceと書いてあって詳細不明)他スパイスたっぷり、甘味もたっぷりで英国趣味の「リッチな味」ではある。が、くどい。無駄に豪華なところが悪魔の果実なのかな。「和洋菓子」には、ブランデーやマディラ酒などのお酒をかけると美味しいと書いてあるが、ちょっと試してみる気がしない。1/4も食べるともういいや、という気持ちになった。これってこの大きさで一人分ではなく一家族分なのかな?そうのような気がする。困りながらパッケージを眺めていると、「クリーム、カスタード、アイスクリームと一緒に食べると美味しい」と書いてあるのに気が付いた。

アイスクリームはイイような気がする、と翌日エクセルカップのバニラを買ってきて再トライしてみると、すっかり食べやすくなった!もしクリスマス・プディングを食べてみたいなら、アイスクリームをお供にするのがお薦めです!が、まぁ無理に試さなくてもいいと思うよ(笑)。

ちなみに、クリスマス・プディングはまず「ミンスミート」を作るところから始まります。クリスマスの1か月以上前にミンスミートを作って、容器に入れて時々かき混ぜたりして発酵!させる。それをクリスマス近くなってから取り出し、粉と卵を足して蒸して、また2-3日休ませて、当日にもう1回蒸してカスタードソースをかけて食べる。と「和洋菓子」に書いてある。なるほど。「ミンスミート」という言葉も知っていたけど、挽肉が入っているんだと思ってたよ!元々は入っていたけど(今でも入っている場合もあるらしい)、今では獣脂が代わりに入っているんだって。確かに「和洋菓子」のレシピでも「ケンネ脂100g」を使うと書いてある。どこに売ってるんだか。ハードル高い。

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