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2015年9月20日

ジャムパン(食品番号:15071)

あんパンに次ぐ菓子パンの代表格と言ったら、ジャムパンでしょう、やっぱり。

ジャムパンの元祖も木村屋なんだよ。 元祖あんパンは明治7年に初代+二代目の発明だけど、ジャムパンは明治33年で三代目(早世した二代目の弟)の作。
パンにジャムは付き物なんだから、アンコを入れたら次にジャムを入れるのはすぐ思いつきそうな気もするけど、そんなことなかったらしい。ジャム自体が一般的でもなかったろうしね。ビスケットのジャムサンドを見て思いついた、と公式サイト(木村屋の歩み)に書いてある。

木村屋のジャムパン(背景はあんパン)。
ジャムパンは木の葉型に作る、というお約束も、木村屋から始まったんだね。

食品成分表の定義では、部分割合が「ロールパン5、いちごジャム(高糖度)3」となっていて、二つの点で木村屋の元祖ジャムパンとは異なる。
ひとつは、あんパンと同様、酒種生地を使っていること。もうひとつは?

私も今回買ってみて初めて知ったのだけど、木村屋の元祖ジャムパンは苺ジャムじゃなくて、杏ジャムパンなのだった。色合いは赤くてイチゴジャムにそっくりだけど、杏の味がしっかりしていて美味しいよ。でも、普通「ジャムパン」と言ったら苺ジャムだよね。ていうか、パンが付かなくても、ジャム=苺ジャム、というのが日本人感覚だな。なんでかな。苺ジャムなら作るのが簡単だからかな。

ジャムの話は置いといて、ジャムをパンに塗るんじゃなくて、パンで包んじゃった「だけ」のジャムパン。なんで外国にはないんだろうね?包む文化がないということかな?塗れば済むのにわざわざ包む意味が分からない?そう言われるとそうのような・・・

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