饅頭類の最後を飾るのは、おなじみの中華まん。
・・・それって和菓子か??と突っ込みを入れる方が多いでしょうが、どうも食品成分表分類上は「洋菓子」でないものは「和菓子」なのらしい。食品衛生法の表示例でも「洋菓子」という記述はあっても「中華菓子」はない。そして当然のように中華菓子は洋菓子には含まれないのだった。なんだかなー。確かに、由来がどこかを真面目に突き詰めると、和菓子も全部中華(或いは朝鮮)菓子になってしまうのだろうが、 ある時点(明治とか昭和とか)以降に入ってきたものは「洋菓子」に入れる方がいいんじゃないの?カステラとかの「南蛮菓子」はそんな扱いになっているんだし。「洋」に中華を入れるのが違和感あるなら、アジア系の「亜菓子」にするとか。「エスニック菓子」とか。
それはともかく。
中華まんといえば、肉まん(食品番号:15035)とあんまん(同15034)。冬になればどこのコンビニでも売っているのだが、春になるとなくなるんだよなー。写真だけ撮っておけばよかったのになー。スーパーでは、チルドコーナーに肉まんがかろうじてあったのだが、あんまんも欲しい・・・困ってデパートの中華総菜屋に行ってみた。あることはあるけどでかすぎる。悩んだ挙句に飲茶サイズ(少し小ぶり)だけど、鳳鳴春のを買ってきました。
あ、左右を逆にした・・上に胡麻が付いている方が肉まん。あんまんが楕円なのは写真が歪んでいるわけではなく、ここのお店のあんまんの特徴であるらしい。
あんパンと違って、中華まんは本国でも小豆餡が入っているのがあると思う。少なくとも香港では食べた。漉し餡じゃなかった気がする。
あんまんより肉まん系統の方が多いと思うけど。AJは飲茶だったら断然、チャーシュー饅頭が好きさ。(どんどん和菓子から遠ざかってるな)
日本における中華まんの元祖は諸説あっても、大々的に売り出したのは中村屋というのは一致するところらしい。デパートの中村屋でも肉まんは売っていたんだけどさ、あんまんは冬にならないと売らないらしい。ぶつぶつ。
考えてみると、中華まん=冬、という定義は日本独特かもしれないな。中国では一年中食べるんじゃないかな。台湾の日系コンビニでは夏でも中華まんあったと思う。おでんもあった。中華圏は外が暑いほど屋内は冷房で寒いので、夏の方が需要あるのかもしれないけど。 とりあえずは、「和食」は季節を映し出す、と言う点を「和菓子の中華まん」も受け継いでいるってことで。
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