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2011年10月2日

奈良と言ったらやっぱり・・・



東大寺、ではなく、鹿でしょ鹿。

奈良公園には本当にたくさんの鹿がいる。「鹿は野生動物です」から気をつけろ、と書いた看板をいくつか見掛けたが、それは奈良市(あるいは春日大社)が飼っているわけではないので、飼い主責任は負いません、と言いたいだけだと思われる。どうみても野生動物ではありませんよ。

カメラを向けると逃げるどころかカメラ目線のまま寄ってくる鹿の方が多い。たぶん撮影後にお礼として何か食べ物をあげる人がいるんだろうね。

私は撮影後に「鹿さん、ありがとう」と頭を下げるだけで何もあげないけど、でも鹿はこちらも学習しているらしく、お礼を言うとちぇっという顔で去っていくのだった。

鹿せんべいを買うと大変なことになるのは常識で、あんなものを買うのは、何も知らない気の毒な外国人観光客か、大変になるのを承知のお調子者だろうと思っていましたが、前者は確かに多かったが、日本人でも知らずに買う人いるのね。子供に持たせる人まで見掛けた。おいおい、危ないじゃないかー。
鹿がわらわら寄ってきて、おせんべがなくなってもしつこく追い回されるのは常識だ!と思っていたけど、それは修学旅行時に先輩から申し送りされたことだったかも。すると今どきの若者は京都奈良に修学旅行に行かないから知らないのも無理ないのかな・・・

奈良公園名物、「鹿の飛び出し注意」看板。
この写真の時も、看板を撮るのに構図を考えていると、鹿さんが目ざとく見つけてやってきた。いやいや鹿さん、サービス精神を発揮して飛び出したりしちゃ嫌だよ、と慌ててシャッターを切って、どうもと頭を下げると、やっぱりちぇっという顔で去って行ったのだった・・・

さて、奈良公園に鹿がいるのは皆様ご存知でしょうが、その鹿がどこから来たかはご存知でしょうか。

鹿さん達は、神の使いである白鹿に導かれ、鹿島神宮から1年掛けてはるばるやってきたのです!ということになっています。
そんな鹿さん達なので、大事にするようにという命令が早い時期に出され、それが綿々と引き継がれてきた。素晴らしいですね。本家鹿島神宮の鹿の方は、今まで何度も絶滅の憂き目に合い、今いる鹿は奈良公園からもらった鹿の子孫だとのこと。
さすが鹿さん、奈良の方が大事にしてもらえると考えて、はるばるやって来たんですかね・・・

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