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2011年10月31日

そろそろ冬モード

麦茶に続いて素麺も終わった。やれやれ・・・

長袖のセーターもそろそろスタンバイ。コートはまだ早そうだけど、火曜日から11月だもんね。ぼんやりしているとまた12月になっていて、あれもこれも終わらないよう、ということになるんだよなぁ。
今年こそは大掃除を完全分散して、と思ったけど、10ヶ月を経過して結局半分くらいしか済んでない。だいたい12等分するのが間違ってるんだよな、計画時点ではもっと前倒ししておくべきかも。

ま、来年のことは来年になってから考えようっと。

2011年10月30日

金剛生駒国定公園 (2)

生駒山から帰ってホテルでテレビを見ていたら、台風12号で人的被害が出たことが報道されていた。奈良県の五條市だって。それってどこだろう?とガイドブックの地図を広げてみると・・・金剛山って五條市にあるのか。それは観光ロープウェイどころじゃないはずだ。これじゃ明日になっても行けないかも、と思ったのだった。

そして翌日。昼ごはんの茶粥を食べて、ロープウェイを運営する千早赤阪村(村営なんですよ)に電話してみる。今日は営業しているとのこと。良かった、と前日同様、河内長野駅まで出掛ける。駅前から無事にロープウェイ行きの南海バス(乗り放題の範囲内)に乗り込んだ。
暫くは、学生やら買い物帰りのおばさんやら乗客が結構いたのだけれど、10分も乗る内にどんどん降りて行き、住宅街が途切れた頃にはおばあさんと私の二人だけ。そのおばあさんも停車ボタンを押して、次からの停留所からは貸し切りバスだなぁ・・・と思った頃。

2車線の山道なのに急に渋滞。片側通行になっているらしい。のろのろと進んだところで警察官がやってきて、バスの運転手さんに話しかけた。この先で交通事故があって、こんな大型のバスは通れないかも、とのこと。

えーん! よくよく金剛山には縁がないのかしら・・・と思ったのだが、しばらくするともう一人運転手さんがやってきて、事故現場の向こう側にもロープウェイから来たバスがあるとのこと。警察を交えて話し合いの結果、バスの中身を入れ替えてピストン輸送することになった。バスを降りて事故現場の横を歩く。乗用車がひっくり返っていて周りは血の海・・・中にいた人はどうなったんだろう。ううう。怖いよう。下り坂のヘアピンカーブで回り損ねたらしい。運転する方は気を付けてくださいね。
バスは乗り換えたのだが、当然反対方向を向いているので、どこかまでバックで行くのかしら?と思いきや2車線の下り坂のヘアピンカーブでUターンし始めた。ちょっとちょっと!落ちそうなんだけど!ガードレールもないんだけど!と思ったけどそこはプロの運転手、ギリギリまで下がって一回で見事にUターンしました。いやー。あんなUターンするより、事故現場の横を通る方が難易度低かった気がする・・・

というわけで、30分程ロスをしましたが、無事にロープウェイ駅に辿り着いた。相客は山登り装備の男女。お姉さんは上で泊まるのか?と聞かれた。えっそんな風に見えるのか?と戸惑いながらイイエと返事すると、じゃあ山頂まで行くのか?と聞かれた。ロープウェイに乗って降りてくるだけです、と言ったら、変な奴、という顔をされた・・・小雨とは言え雨の中、登山する方が変だと思うけどな・・・

前置きが長かったが、ロープウェイ。絶景でした!

 私の写真では今一つ絶景のすごさが判らないんだけど(笑)。ロープウェイは結構な高さのところをぐいぐい進む。雲海の中を登っていく感じ。昨日の生駒山程ではないけど、相当の霧がかかっているところがまた神秘的。
晴れていたら相当遠くまで見えるのだそうですが、霧は霧でとてもよかった。 何故かというと、
 手持ちの記念切手も霧がかかっているので似てる方が嬉しいのだ(笑)。
でも切手よりずっと霧が濃くて、遠くの山なんか全然見えない状況ではあった。神秘的。神様が住んでいそうな山。

帰りは最終電車ならぬ最終ロープウェイのひとつ前だった。これ乗り遅れたら大変だよな、と往復切符(乗り放題の範囲外)を眺めると、「気象状況等による運休時は徒歩にて下山となりますので予めご了承下さい。」と書いてある。
げげげっ!どうか運休になりませんように!!と祈った甲斐があり無事に帰れました。バスは時刻表からは大きく外れていたけれど、30分も待たずに乗れたし、帰りはピストンではなく駅まで乗ったまま行けた。良かった・・・

月餅

月餅は和菓子じゃありません!という抗議の声が聞こえてきそうだけど。

私にとって月餅は長い間、桃山と並ぶ「中村屋の和菓子」でした。中華街で月餅を売っていると知ったのはたしか中学生位だったと思うし、本場の中華圏では月餅は年中食べるお菓子じゃないということを知ったのは、二十歳を過ぎてからだった。

月餅はその名の通り月のお菓子で、日本の最中同様、中秋の名月に食べるものです。日本の最中と違って、中華圏の月餅は、今でも中秋の名月の時期にしか食べない(日本人向けのお土産としては年中売っているけど)。シーズンのちょっと前に香港に行ったことあるけど、どこでも月餅を売っていて、ちょっとびっくりした。

中村屋の月餅は、小豆餡と木の実餡の2種類。小豆餡も胡麻風味で中華風アンコではあるけど、中華街で売ってるやつに較べると中華香辛料はぐっと薄く、サイズも小ぶりで食べやすい。私のお気に入りはいろんなナッツ入りの木の実餡。半分に割って写真を撮ってみた。びっしりだ。原材料名によると、「りんご、カシューナッツ、落花生、冬瓜、グリーンレーズン、くるみ、白ごま、パイナップル、オレンジピール、いちじく、クコの実・・・」。多すぎ。でも美味しい。

私には何故か、月餅は冬のお菓子、という印象があります。考えてみると胡麻餡→中華まん→冬、という連想かもしれない。なんだか炬燵のみかんと中村屋の月餅は似合う気がするのだった。

2011年10月23日

夏モードもう少し・・・

お洋服はとっくに春秋からむしろ秋冬に移行しつつあるし、お布団も冬モードに近づきつつあるのだが、食べ物がまだ夏物が残っている。
麦茶は昨日やっと飲み終わったんだけど、素麺があと3食。今月中には終わるかなぁ。終わらないとまずいよなぁ。

そういえば9月の電気使用量は、旅行だの出張だので留守にした割には減っていなくて、前年度15%減のみ。ところが忙しくてパタパタしている10月は、特に何もしてないのに26%も減った。んー。去年は確かに今年より暇ではあったが電気を使って何をしたんだろうな・・・

自分の電気代を節約するにはちまちまと節電で有効だけど、大局的な視点では、ピーク時間に使わないことが大事なのね、ということを今年学んだ。で、ピーク時間に使わないようにするには、使えないようにすればよくて、つまり契約アンペアを下げればいいのだ、ということに気が付いた。
AJ家は40Aの契約になってるんだけど、これを一気に20Aまで下げてみることにしました。クーラーを2台付けるとか、電子レンジを使いながらドライヤーするとか、考えてみると独り暮らしの私はそんなことしないので問題ない気がするので。
ま、やってみたら無理なのかもだけど。契約アンペアを変えると、基本料も安くなって電気代の節約にもなるそうだし。がんばるぞー。

金剛生駒国定公園 (1)

奈良に出掛けたのは前にも書いたけど、手持ちの国定公園切手シリーズの中に、金剛生駒国定公園というものがあったことにもよる。(現在は「金剛生駒紀泉国定公園」に拡大されている)
地図で見て奈良県にあったので、深く考えずに奈良にしたのだったが、実際には奈良市内からはどちらも結構不便で、大阪に泊まった方が便利だったかもしれない(笑)

電車+ケーブルカーだけで行ける生駒山に較べて、バスに乗らないとロープウェイに辿り着けない金剛山の方が不便に見えたので、事前にネットでしっかり時刻表を調べ、ついでに運賃も比較計算して乗り放題切符を購入し、初日の日曜午後に予定通りまっすぐ金剛山に向かったのだったが。
実はその日は台風12号が通り過ぎてすぐ翌日だったのでした。雨は降っていたけど大した雨でもなかったし、なにしろ台風は通り過ぎた後だから何も心配してなかったのだが、バス乗り場まで来たら「ロープウェイ行きは通行止めにより休み」と書いてあるではないの。えーーっ!綿密に立てた計画が最初の工程であっさりおじゃん。えーん。

しばらくショックを受けていたが、せっかくフリー切符買ったんだから、と今来た電車とは違うのに乗ったら大阪に着いた。せっかく大阪に来たから何かおいしいものを食べよう。ご飯はさっき食べたばかりだからケーキの美味しいのがいいや、と本屋さんでえいやっと調べて天六のアルションというケーキ屋さんに行った。
 ・・・おいしい!!
 関西でケーキが美味しいのは神戸だと思ってたけど、ここのケーキは絶品でした。久々に極上のケーキを食べた気がする。何でもない街の何でもない商店街にこんな極上のケーキがあるというところが、さすが大阪。いや羨ましい。

金剛山に行きそびれたショックがすっかり癒えて、では翌日行く予定だった生駒山の方に行ってみよう。生駒山は山頂に遊園地があるくらいだから、すっかり開発されていて、台風が来たくらいで止まったりしないんだろう、と思ったのだった。

で、想像通り生駒山ケーブルは動いていたし、遊園地も営業してはいたのだったが、、

すごい霧。10m先が霞んで見えません。こんな中で営業するかな普通。当然のようにお客も殆どいない。霧の中に沈む誰もいない遊園地は、ちょっとシュールで、何というかドラマの回想シーンみたい(笑)。迷子になったら困るので、ケーブルカー駅の周辺50m位をうろうろしただけで、すぐに帰りのケーブルカーに乗った。
駅員さんから何しに来たんだか、という顔をされた。

晴れていれば、生駒山からの夜景はとてもきれいなのだそうです。でも霧の遊園地もなかなか見られないと思うので良かった。きっと明日になれば霧も晴れて、金剛山にも行けるだろうと思ったのだった。(続く)

千歳飴

七五三は11月15日なのだけど、早めに終わらせてしまうおうちも多いようで、和服のお子様をお見かけする今日この頃。千歳飴は七五三のものだから、と思っていると、中秋の名月同様時機を失いそうなので、いっそ早めに書いてしまうことにした。

というのも、たまたまとても小さい千歳飴を売っているのを見つけたのでつい。

千歳飴袋の全長14cm。一応持ち手も付いている(指に掛かる程度だけど)。カワイイ!と言って買って来たのだったが、中に入っていたのは、千歳飴じゃなくてキャンディーだった・・・レモン味(白)とイチゴ味(紅)。

これを「千歳飴」と言ってはいけないのでは?と思ったのだが、wikiによると、千歳飴は地方ごとに形状も色も異なり、こういうのが千歳飴!という決まりはないのらしい・・・ではこれでも千歳飴でいいのか。

私の考える千歳飴は、wikiに出ている通りの関東の千歳飴で、無駄に長くて食べにくい。長生きしますようにとの願いを込めてわざと切らない飴なんだろうけど。七五三の時以外は、ちょっと買う気がしませんな。あんなに食べにくくなければ、例えば敬老の日とかにも使えそうなのにね。

2011年10月10日

最中

最中についてはお月見の頃に書こうと思っていたのに、あちこち寄り道して十五夜をすっかり過ぎてしまった。でも十三夜というものがあるんだもんね。と思っている内に十三夜になってしまい(昨日でした)、慌てて書いている今日この頃。

最中(さいちゅう)と書いて「モナカ」ですが、本来の意味は同じで、最中だからモナカ、なんです。では何の最中か?「秋の最中」なのでございます。だから本当は十三夜じゃダメで、中秋の名月である十五夜でないと話が合いませんね。

wikiにも書いてあるし、製品の栞にもよく書いてあるんだけど、
池の面に照る月なみを数うれば今宵ぞ秋のもなかなりける
なる元歌があって、そこからお月見の食べ物(最初は丸いお餅だったらしい。月見団子のこと?)を「もなかの月」と呼んだんだって。高尚ですね。そしてまた江戸時代。餡子をサンドしたお菓子が考案され、挟む皮部分が円形だったために「もなかの月」と命名、その後、焼き型で焼いたパリパリの皮が登場して、いろんな形が出てきたせいか、「月」が取れて「最中」になったらしい。

いろんな最中があるので選択に迷ったが、丸い形+重陽の節句も意識して、虎屋の菊最中(弥栄)にしました。

デパートで眺めると、結構四角い最中が多いです。AJ自身も子供の頃のお気に入り最中は四角い最中でした。今は亡き千葉市名物「両総最中」。千葉市ならどこでも買えて、一時期は東京(錦糸町だったか亀戸だったか)でも買えたんだけど、本店ごと潰れてしまい。あれボリュームもあっておいしかったのになぁ・・・Googleに聞いてみると、今でも関係者が細々と一回りちいさくなった最中を売っているらしい。

形はどうあれ、皮のパリパリと餡子のズッシリ、のバランスが大事な最中。最近は一口最中(マカロン風)が増えてきたけど、やっぱりある程度の大きさはないと、と思うよ。

2011年10月2日

秋物移行完了

去年と較べると1週間遅れのようですね。お洋服系は先週もだいぶ片づけたんだけど、残っていたジャケットとスカートをクリーニングに出し、クーラーと扇風機をしまって秋物移行完了。
夏の間お休みしていた編み物も、そろそろ再開しないと今年中に編み終わらないな。ま、今回は秋物を編んでいるので、どうせ着られるまでには1年近くあるのだが。

月に因んだ和菓子を2題、中秋の名月用にと取っておいたのだが、うっかりくず餅の話をはじめてしまい、もう10月になっちゃった。季節外れだけど来週あたりには紹介しますかね。でもまた脱線してしまい、気が付くと初春になっているような気がしないでも・・・まいいか。

奈良と言ったらやっぱり・・・



東大寺、ではなく、鹿でしょ鹿。

奈良公園には本当にたくさんの鹿がいる。「鹿は野生動物です」から気をつけろ、と書いた看板をいくつか見掛けたが、それは奈良市(あるいは春日大社)が飼っているわけではないので、飼い主責任は負いません、と言いたいだけだと思われる。どうみても野生動物ではありませんよ。

カメラを向けると逃げるどころかカメラ目線のまま寄ってくる鹿の方が多い。たぶん撮影後にお礼として何か食べ物をあげる人がいるんだろうね。

私は撮影後に「鹿さん、ありがとう」と頭を下げるだけで何もあげないけど、でも鹿はこちらも学習しているらしく、お礼を言うとちぇっという顔で去っていくのだった。

鹿せんべいを買うと大変なことになるのは常識で、あんなものを買うのは、何も知らない気の毒な外国人観光客か、大変になるのを承知のお調子者だろうと思っていましたが、前者は確かに多かったが、日本人でも知らずに買う人いるのね。子供に持たせる人まで見掛けた。おいおい、危ないじゃないかー。
鹿がわらわら寄ってきて、おせんべがなくなってもしつこく追い回されるのは常識だ!と思っていたけど、それは修学旅行時に先輩から申し送りされたことだったかも。すると今どきの若者は京都奈良に修学旅行に行かないから知らないのも無理ないのかな・・・

奈良公園名物、「鹿の飛び出し注意」看板。
この写真の時も、看板を撮るのに構図を考えていると、鹿さんが目ざとく見つけてやってきた。いやいや鹿さん、サービス精神を発揮して飛び出したりしちゃ嫌だよ、と慌ててシャッターを切って、どうもと頭を下げると、やっぱりちぇっという顔で去って行ったのだった・・・

さて、奈良公園に鹿がいるのは皆様ご存知でしょうが、その鹿がどこから来たかはご存知でしょうか。

鹿さん達は、神の使いである白鹿に導かれ、鹿島神宮から1年掛けてはるばるやってきたのです!ということになっています。
そんな鹿さん達なので、大事にするようにという命令が早い時期に出され、それが綿々と引き継がれてきた。素晴らしいですね。本家鹿島神宮の鹿の方は、今まで何度も絶滅の憂き目に合い、今いる鹿は奈良公園からもらった鹿の子孫だとのこと。
さすが鹿さん、奈良の方が大事にしてもらえると考えて、はるばるやって来たんですかね・・・