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2010年12月19日

凧と紙鳶

凧は普通「凧」と書くと思うけど、「紙鳶」という漢字もある。「凧」の方は国字(日本で作った漢字)です。風に舞う布きれ、という感じが良く出ていて良い漢字だと思う。(布きれじゃなくて紙だろ!と思うあなた、昔は紙の方が布よりずっと高級品で、凧になんかしなかったんだよ!)
紙鳶の方は、中国でも通用する漢字のようです。少なくともwikiには紙鳶の字が出てくる。英語では凧のことをkiteというけど、kiteとは鳶(トビ)のことです。すごい偶然!かもしれないけど、たぶん紙鳶という言葉と紙鳶そのものが一緒に欧米に伝わって、この字ってkiteのことだね→kiteとなったのではないかな。知らないけど。

中国語wikiをみると、凧を表す単語としては紙鳶よりも風箏/風琴の方が一般的らしい。たぶん音が鳴る凧から来たんだろうね。日本でもブンブン凧とかあるもの。風が鳴らす琴、というのもなかなか素敵な名前だと思う。
しかし風琴って言ったら、日本では普通オルガンのことなんですけど、中国ではオルガンは何と言うんだろう?と引いてみると・・・風琴。うーん。 凧とオルガンと区別付かなくて困らないのか??

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