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2015年5月17日

ぷちっと東北の葉桜ツアー(2)

2か所目は角館。ここはしだれ桜で有名なのですが、しだれ桜も容赦なく葉桜(笑)。

江戸時代の武家屋敷が数軒保存されていて、東北の小京都とか秋田の小京都とか言われているようですが・・・京都には似てないと思う。強いて言えば太秦映画村に似ている?(おいおい)
だって京都にはこういう建物ないと思うよ?武家屋敷ないと思うし。道も広くて気持ちいい。観光用に広げたわけではなく、もともとの町割りがこうだったらしい。そのまま残っているのが数軒、有料/無料で公開している他に真剣に住んでいて公開されてないおうちもある。間には雰囲気を合わせて作った土産物屋やカフェがあって、なかなかいい感じ。道の広さも含めて、非日常的な不思議な街でした。「小京都」なんて言わずに、独自の名前で売り出すべきだと思う。もっと美味しそうな名物も一緒に(笑)。

しかし良く残ったよなー。火事(戦争含む)や天災に合わなかったのもスゴイが、建て替えなかったというところがすごい。子孫が住んでいる(家もある)のもすごい。東京(江戸)では大政奉還の後に召し上げになったと思うんだけど、返さなくてよかったんだろうか。
どうも中心地が他の場所(大曲)に移ったので、どうせ使わないし、と放っておかれたらしい。 何が幸いするかわかんないよなー。

武家屋敷といってもそんなに特殊なお屋敷には見えない。広さも、東京(江戸)感覚では豪邸だけど、地方なら今でもありうる広さなんじゃないだろうか。お庭も特に広くないのだが、木がでかい!しだれ桜も相当な高さだが、その他の木もとても高い。景観保存地区に指定されたせいで伐採できなくなったのかな?この辺の地域文化?AJからみると不自然にでかいのだが、黒塀からはみ出す庭木が独特の風景でとても素敵。桜咲いてなくてもいいところだと思った。いい雰囲気なのに、写真を撮って終わり、なのは惜しいなぁ。何かもう少しお金を落としたくなる場所があるべきだよなー。

そうそう、樺細工というのがあるけど、あれって角館の名産なんだって。東北地方のものだとは思っていたが、角館なんだね。「樺」細工というけど、実際に使われているのは桜。桜の華やかなイメージとは遠い何だか地味な工芸品(失礼な)。よくある茶筒とかの他に、お洒落なのもあったけどすごく高くて買えなかった。手間のかかるものだろうから高いのは仕方ないのだろうけど。もうちょっとなんとかしてほしいよなぁ。

とにかく一見の価値はある、ちょっと不思議な街でした。がんばってあのまま残してほしい。もう少しうまく頑張れば世界遺産登録も可能性あるかも。

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