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2012年8月12日

みつ豆と豆寒

みつ豆は漢字で書くと「蜜豆」。つまり豆に蜜を掛けたもの。だとすると、みつ豆よりも豆寒の方が、蜜豆の名にふさわしいのではないか?

そう思ってwikiに聞いてみたら、元々の蜜豆はその名の通り、豆に蜜を掛けたもので(ただししんこ細工の容器に乗っていた)、そこから今のみつ豆が出来た、と書いてある。元祖みつ豆の創始者は浅草の舟和!へー。舟和って芋羊羹のお店だと思ってた・・・
この先は書いていないけどおそらく、舟和のせいで元々の蜜豆が今のみつ豆にその名を奪われてすっかり定着した頃に、豆と寒天だけでいい!という人たちが現れて、「豆寒」が出来た、ということなのでしょうね。


 神楽坂 紀の善の豆寒。あまり美味しそうに撮れてませんが(泣)、美味しいんだよう。紀の善は、抹茶ババロアが有名ですが、私は断然豆寒が好き。
豆寒を扱う店は数年前よりも増えたような気がするんだけど、美味しい豆寒の店となるとさっぱり増えませんな。昨夏、銀座にできた甘味屋さんに行ってみたけどハズレだった。結局、老舗の甘味屋が安心・・・
こちらは舟和ではなく、梅園のあんみつ。豆寒に較べてみつ豆/あんみつは拘りがなくて、どこのでも文句なく食べますが、やっぱりさくらんぼと求肥はお約束と思う。
スーパーとかで売っているみつ豆は、豆が極端に少なくて、「三つ豆」?と突っ込みを入れてしまいたくなるものが多い。それでもまぁ食べたりするんだけど(笑)



ちなみに、みつ豆の豆は赤えんどう豆です。少し塩味がするのがポイント。

英語wikiには日本のスイーツとしてMitsumameが掲載されています。で、豆は小豆だと書いてある。お洒落なみつ豆の写真が添えられていて・・・確かに赤えんどう豆ではなく、小豆が入っているような。
もしかしたらそういうお店もあるのかもだけど、普通は赤えんどう豆だし、日本版も赤えんどう豆になっているので、そこは誤解のないようにおねがいしたく。(ってこんな所に書いたって気づいてもらえるのかな??)

2021/03/19追記:こんなところに書いたけど気づいてもらえたようで、いつの間にかちゃんと「えんどう豆(小豆のこともある) 」に修正されてました!Wikiさんありがとう!

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