佐賀県銘菓の丸ぼうろ。と言いながら、写真は千鳥屋のなので佐賀県じゃないけど(笑)。
食べたことない方も多いでしょうが、カステラとクッキーの中間って感じかな。こんな風に円形で平たい洋菓子っぽい和菓子です。と言えば想像つくように、「南蛮菓子」ですね。AJ家では父が佐賀県の出身なので、見掛ける度に買ってきて食べています。どこのも美味しいけど、やっぱり有名なのは北島のですかね。
丸ぼうろの「ぼうろ」は、ポルトガル語のbolo(英語のcakeに相当)から来たと言われています。そのまんまですね(笑)。「まる」がついたのは、丸いからなのか(=丸くないぼうろがあったのか)、或いはマルなんとかというポルトガル語から来たのか、不明だとwikiには書いてあります。
私が謎に思うのは、南蛮菓子と言ったら普通は長崎なのに、何故丸ぼうろは佐賀県銘菓なのだ?ということです・・・佐賀県の丸ぼうろ老舗さん達は、長崎でオランダ人に作り方を習ったと書いてあるのに、なんで長崎人には教えなかったんだろう?或いは教わったけど作らなかったんだろう?或いは作ったけど銘菓にならなかったんだろう?
思うに、丸ぼうろはカステラの子供なんじゃないですかね・・・長崎銘菓カステラは、大量の砂糖と卵を必要として価格も高くなっちゃって買う人も限られるけど、それをお手軽にしたのが丸ぼうろでは? 長崎商人とそのお客達には「やっぱりカステラでしょ!」と思われたために、佐賀に銘菓の座を奪われたような気がする。
丸ぼうろは優しい美味しさですが、カステラと違ってどんどん堅くなります。買ったらさっさとたべなくてはいけません。
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