ページ

2012年4月22日

わらびもち

春のお菓子わらびもち。
名前は知っているけど、あんまり見掛けたことも食べたこともありませんでした。和菓子屋さんで売っていた気もしない。でも最近ではスーパーでもわらびもちが売られるようになった。スーパーのわらびもちにはどうせ蕨なんか入っていないよね、と思いながら手に取ってみると、原料に「わらび粉」と書いてあってびっくり。もちろん蕨粉100%のわけはなくて、他の澱粉が殆どでほんの少しだけわらび粉が入っているんだろうな。

スーパーわらびもちはこんな感じ(黄粉と黒蜜を掛けたところ)。プニプニで楽しい。
去年奈良で食べ損ねた葛もちがこんな感じだったなーと思いながらちょっとGoogleしてみると、なんと関西(京都を除く)の蕨もちは、四角いのが普通らしい。そういえば茶粥屋で蕨もちが付いてきたけど、あれは四角かったな。写真がうまく撮れてないけど、見た目は平宗の葛もちに似てた。そして蕨もちが四角いのは、東京のくずもちに似せてそうなったのだそうで・・・ええ?本当かなぁ??
 そして、京都の蕨もちは丸いけど、餡入りのお饅頭状態がスタンダードなのだそうで。ほほぉ。葛の場合は葛まんじゅうって言うのに、なんで蕨だと蕨まんじゅうにならないのだろうね?

葛もち/葛まんじゅうとの関係でもうひとついえば、葛の方はどちらも夏の季語なのに、蕨もちは春の季語なんだよね。蕨の草の方は春の山草で夏には食べられない状態になってるけど、蕨粉が取れる地下茎部分も夏には食べられないのかな?地下茎は春でも夏でも同じ気がするけど。蕨=春というイメージに引きずられて蕨もちも春の食べ物になっているような気がする。こうしてみると夏の和菓子の方がふさわしいよね。

0 件のコメント: