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2012年4月15日

安倍川もち

先日、静岡に花見に行った両親に、お土産として安倍川もちをリクエストしておいた。

無事に買ってきてくれたんだけど、あれ?あべかわだけじゃなくて、あんころ餅も一緒に入ってる・・・
Googleに聞いてみると、現在の静岡土産としての安倍川もちは、こういう風に黄粉餅とあんころ餅のセットになっているもののようです。
でも、お土産ではない普通の「安倍川もち」とは、wikiに写真が出ているように黄粉もちですね。wikiには「本来は搗き立ての餅に黄粉を塗し、その上から白砂糖を掛けたもの」って書いてあるけど、AJ実家では、黄粉と砂糖をお皿の上で混ぜておいて、焼き餅をお湯にくぐらせたものをびしゃっと着地させてまぶしながら食べるものでした。

さて、黄粉餅のどこが安倍川なのか。答えは安倍川もちのパッケージにも書いてあるけど、wikiにも書いてある。江戸時代に安倍川の上流で砂金が取れたので、金をまぶした「金な粉もち」 →黄粉をまぶした餅なのだそうです。徳川家康が食べたかどうかはともかく、「金を塗した」という由来があったから、単に黄粉だけじゃなくて白砂糖(これも静岡の名産品だったそうな)をパラパラと豪華に掛けたのでしょうね。同じ黄粉餅でも、黄粉と黒蜜の信玄餅だと豪華な感じはしない。白砂糖あっての安倍川もちだったのだろうな。

でも現代では、白砂糖=高級という感覚がなくなってしまったこともあって、もしお土産安倍川もちに黄粉餅しかなかったら、ちょっと物足りない感じかも。それであんころ餅もセットにしたのかね。それぞれ食べやすい大きさで美味しかったです。

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