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2012年3月20日

桜餅(道明寺)

関西ではこちらが主流の桜餅。道明寺粉を作った生地の中にあんこが入っていて、それを桜の葉っぱでくるんだもの。

私が子供の頃はこれは「道明寺」と言っていたような気がするけど、関西桜餅はこういうものだとは認識していました。今は東京でもこっちの方が認知されてきたのか、ネット上では普通の桜餅を「長命寺桜餅」と書いている例も多いです。長命寺の桜餅は、普通の桜餅とはちょっと違うんだけどな。ぶつぶつ。

原材料のひとつ、道明寺粉は「粉」って呼ぶけどあまり粉ではなくて粒々です。旅館とかで海老のてんぷらに粒々が付いていることがあるけど、あれも道明寺粉。wikiの言う通り、粉というよりは「乾飯」。

「道明寺」はその粉を作った人(尼さん)のいたところで、大坂にあるお寺の名前です。昨年の奈良旅行の際にも通った(駅を通っただけでお寺には行ってないけど)。
今、wikiで復習してみると、道真公のゆかりのお寺なんですね。歌舞伎の『菅原伝授手習鑑』に「道明寺」ていう場面があるんだって。降りて行ってみれば良かったかな。ま、そのうちに縁があれば。
和菓子の道明寺については、次週に続く。

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