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2019年5月22日

思い出の本と食べ物:PEANUTS

PEANUTSより、スヌーピーの方が通りが良いだろうけど。

AJ自身は、キディランドでスヌーピーと出会うより前に、鶴書房のPEANUTS BOOKSと出会ったのだ。漫画の単行本は買ってくれなかったのに、これは親が数冊買ってくれた。英語の勉強になると思ったのかな?和訳されているけど、コマの横に原文も書いてあった。
小学生のAJに英語が読める筈もなく、興味を持った記憶もないけれど、眠る時のZZZとか、「タメイキ」と訳されていた#sigh#とかの漫画表現は覚えた。ちなみに翻訳は谷川俊太郎。読みやすかったに決まってるよね、贅沢なことだ。中学生になって俊太郎さんが詩人だと知ってびっくりしたのだった。

英語の勉強にはならなかったけど、アメリカ文化はPEANUTS(とセサミストリート)で学べた。もっともそれが「アメリカ文化」だと気が付いたのは、ずいぶん大きくなってからなんだけどさ。小学生の頃は、欧米みんな一緒くただったから。
大人になって最初に出掛けたアメリカが、ニューヨークとマイアミ。セサミストリートはありそうな気がするけど、PEANUTSはいそうな気がしない、と思った。更に10年ほど経って出張で西海岸の住宅地を車で通った時に、やっとここならいそう!と思ったのだった。
そういえば、先日「孤独なボウリング」について、地域のボウリングリーグって何よ??と思ったんだけど、子供野球リーグの大人版と考えれば良かったんだな。PEANUTSの野球チームも「地域」ぽいもんね。つまりAJの知っている「アメリカ文化」は、子供生活に偏っているんだな。いいけど。

前置きが長くなった。そんな思い出の本PEANUTS BOOKSから一皿選ぶとしたら、やっぱり「ピーナツバターサンドイッチ」で決まりでしょ。要はピーナツバターを塗ってあるサンドイッチね、とお思いのアナタ、ちょっと違うのよ。
PEANUTSでもそうであるように、これは子供の学校に持たせるお弁当であり、基本的にお店で買うものじゃないんだけど、AJは空港の売店で買ったことがあるのさ。そしてこんなのだったのか!と思ったのよ。
記憶からの再現ですが、概ねこんな感じ。・・・全然わからないな(笑)。
まずひとつは、ピーナツバターだけではなく、ブドウジャム(jellyと呼ばれることが多い)も一緒にサンドされている。
第二に、ピーナツバターもジャムも量がハンパない。中央部が膨らむほどの量が挟んであってずっしり重いの。ヤマザキのランチパックみたいにパンパン。かつ中身がこってり極甘なので、これだけでお腹いっぱいになります。
だいたい小学校低学年とはいえ、男の子(チャーリー・ブラウン)にピーナツバターサンドイッチだけで「おかず」はないんだからね、相当量が挟まれていると想像すべきだったんだな。口の中がピーナツバターでいっぱいで喋れないという場面もあったことを食べながら思い出しました。

実は上の写真を撮るにあたって、ブドウジャムより安価に手に入るブルーベリージャムを使ったのですが(だって見た目じゃわからないじゃん)、先日「グレーテルのかまど」で似たようなサンドイッチが出てきてびっくり。エルビス・プレスリーのお気に入りで、ピーナツバターとブルーベリージャムと更にベーコン!を挟んだものでした。ピーナツバターもブルーベリージャムも(番組ではちゃんと手作りしていた)やっぱりたっぷりてんこ盛りにしていて笑った。ザッツ・アメリカ。

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