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2019年4月24日

来週は令和

個人的には西暦を使うので、大して興味がなかったりするのですが。

初めて「令和」をテレビのニュースで見た時は「りょうわ」かと思って、ずいぶん「昭和」みたいな名前にしたものだと思ってしまいました。

6つの候補の中では、私は「万和」が好きです。バナナみたいでカワイイと思う。でも「ばんな」→「万和」に変換できるようにするにはローカル辞書登録が必要な場合があるだろうから、次の改元を待つ(その頃にはローカル辞書という存在自体がなくなっている筈)方がいいと思うので、今回は令和が無難と思います。

万葉集が語源でもいいけど、今後も国書で!というのはやめといた方がいいと思うな。数が少ないから選ぶの大変そうだもの。「国書」にこだわりたいなら、漢文由来もやめて、「さくら」とか「あけぼの」とか和語にしてしまえば?(銀行の名前みたいだな)。或いは漢字を使っても、意味不明なキラキラネーム風という案もあるぞ。
ていうか、漢籍は中国文化で日本のじゃないと思うなら、元号自体はどうなの?と言う気が。

元号を頭文字で表すのはやめた方がいいよね。昔は漢字が使えなかったりしたために頭文字を使ったんだろうけど、もうその必要はない。内部データは既に西暦ベースになっていると思うし。省略せずにいちいち「令和」にしとけばいい。すると次かその次の改元のあたりでは、頭文字が重なってもいいことになり、選択の幅が広がるよね。
そして元号には西暦併記を推し進めるべき。外国人に生年月日を元号で記入させるのは気の毒だ!

そうそう、この機に万葉集を読むなら、岩波文庫の新訳がおススメだよん。

2019年4月16日

ゼロ年代の50冊(7)

道元禅師(文庫3分冊)以外は1冊でそう厚くもなく、今回はさくさく進みました。

(31) 道元禅師(立松和平/新潮文庫):曹洞宗の開祖・道元の一生。叡山(天台宗)、栄西(建仁寺・臨済宗)、法然(浄土宗)との関係や違いが頭に入るし、鎌倉初期~中期の時代背景もわかりやすい。只管打座。座禅に限らず全てに作法がある。なるほど。その後、禅から茶道に向かうのも納得。

(32) 寺山修司・遊戯の人(杉山正樹/新潮社):毀誉褒貶の幅が大きい寺山修司について、デビュー当時から知る編集者が書簡形式で書いたもの。内容はともかく書簡形式というのがなんかちょっと。

(33) 真鶴(川上弘美/文春文庫):失踪した夫とその愛人?の幻影と共に真鶴へ。解決するようなしないような。愛する夫が突然別れを告げてしかも失踪したら残される方は辛いよね。しかしなんで真鶴?

(34) 日本語が亡びる時(水村美苗/ちくま文庫):増補版で。日本近代文学の貴重さ、国語教育の劣悪さ。それが招く日本文学ひいては日本語滅亡の危機について書かれたもの。確かに!!とものすごく納得。子育て世代必読、って言っても読まないだろうなぁ。もう遅いのかも。小学校の英語教育についてはなんだかなーと思っていたが、やっぱりあれはおかしいんだ。必要なのは英語というよりグローバル人材養成コースなんだね。そして国語については普通の学校でも能力別クラス分けに大賛成。良い本を読む、わからない所があっても読む、という修行は学校でやっとくべきだ。それが書く力、考える力に繋がるんだな。

(35) わたしの戦後出版史(松本正次/トランスビュー):未来社/影書房の名物編集者による様々な著者との交流。編集者の鑑!な話満載だが、これからの時代はどうなんだろう?でも文化文明に対して「本」「編集者」「出版社」(或いはマスコミ)が手をこまねいていていいのか、ってのはある。ベストセラーをたくさん読んでいるのが読書家ってわけじゃない、という意見には大賛成!

唐突ですが

先週父が急死しました。
もういい年なのでいつそんなことがあっても、とは思っていたものの、実際そうなってみると、やっぱりびっくり。悔やんでいることが全くないというと嘘になるけど、でも出来ることは案外やってこられたからいいのかな、とも思う。
ま、まだちゃんと認識できていないから寂しさを感じないだけなのかも知れないけどさ。

2019年4月8日

CK(クレアチンキナーゼ)

前回クレアチニンについて書いたので、ついでにクレアチンキナーゼについて書いておくことにする。

前回はクレアチンについて、「クレアチンは筋肉に存在する有機酸で、クレアチンリン酸として大量のエネルギーを蓄えられる」と書いたんだけど、クレアチンをクレアチンリン酸に変える際の触媒となるがクレアチンキナーゼ(CK)。クレアチンリン酸キナーゼ(CPK)とも呼ばれる。クレアチン同様、筋肉が多い男性/青年の方が女性/老年・子供よりも多い。

本来はクレアチンのそば=筋肉で働いており、血中にあるのは「出てきちゃった」逸脱酵素。筋肉が壊れるとCK値が上昇する。横紋筋融解症とか筋ジストロフィーとかの筋肉が壊れる病気では、クレアチニンも上がるけど、診断基準として採用されているのはクレアチンキナーゼの方。
とはいえ、クレアチンキナーゼというと心臓の筋肉の異常→心筋梗塞とか、をイメージするのが普通。
あと、運動で筋肉が壊れてCK値が高くなる(数日後も影響する)場合もあるので、思い当たる節があれば、1回だけCK値が高くてもそう心配いらない。

普通の血液検査では測らない項目らしい。AJは人間ドックでも計測されてませんね。でも、前々回治療の際には検査されていることに最近気が付いた。ドキシルには心毒性があるからだろうな。実際には肺炎発症に伴う運動量低下→筋肉量も低下したようで、CKの値は下がる一方になってました(笑)。

2019年4月1日

思い出の本?:わんわん物語

本?とクエスチョンマークが付くのは、本(絵本)より先にディズニー映画を見たからなのだった。わんわん物語と101匹わんちゃんの2本立て。幼稚園の頃に見た。

どちらも筋はサッパリ覚えていないのだが、犬2匹がスパゲティを食べている場面は強烈に印象に残っている。カロリーヌの回でも書いたけど、当時の私にとって、スパゲティは洋食屋さんで食べるお洒落な食べ物だったのだ。それを犬が食べてる!!ことは衝撃だったんだろうね、たぶん。あまり熱心に興味を示したせいか、小学校入学時に親は、キャラクタの絵がついた文房具とか水筒とかを買ってくれた。でもスパゲティを食べている絵はなかった。スパゲティを食べてるのが欲しいとは言えなかった。右写真は、物持ちが悪いAJにしては珍しく残っている下敷き。

今Google検索してみても、上位に来る絵はみんなスパゲティを食べているし、公式サイトでも然り。誰にとってもやっぱりこのシーンは印象的なんだね。
良く見てみる(公式サイトはこちら)とスパゲティのシーンは、残飯を漁っているのでも餌として与えられているのでもなく、イタリアンレストランでお食事している!!クロスの掛かったテーブルには、グリッシーニのささった壺とキャンティワインボトル風のキャンドルが置いてある。きゃーお洒落。
二人(ていうか二匹)は同じ1本のパスタを食べようとしてうっかりキスしてしまうのだそうだ。きゃー。犬キャラならではのロマンチックな展開。そんなことになってたのかー。スパゲティの他はなにも覚えてなかった。スパゲティの絵が欲しいと言わなくて良かった。

しかし今のAJとしてはそんなことより、スパゲティの赤っぽい塊が気になる。何、このパスタ?
検索してみると「ミートボール・スパゲティ」だって。
そんなの食べたことないんですけど。イタリアにはあるのか?と思いきや、アメリカ料理とwikiに書いてある。
さもありなん。ミートソースがスパゲティに絡みにくい(フェトチーネとか太パスタならOK)から食べやすいようにミートボールにしてみた。ってそんな理由??ミートボールにしたら余計に絡まないじゃないか。別々に食べればいいんじゃないの?まったくアメリカ人と言うやつは(笑)。

ディズニーのはアメリカらしく(イタリアでも同じか)大皿にでーん!と大量のパスタが乗っているのだが、お犬様が食べやすいようにボウルに盛り付けてみました。全然美味しそうに見えないな。平たいお皿の方が撮りやすかったな。ま、いいか。