花粉症薬は気が済んだので血液検査項目に戻る。今度は腎機能関係。
尿素窒素=尿素由来の窒素の量。英語でUrea Nitorogen。ここで扱うのは血中尿素窒素=BUN (Blood Urea Nitroten) ですが、尿中の尿素窒素=UUN(Urine Urea Nitrogen)という尿検査項目もある。
知りたいのは尿素の量なのに、なんで「尿素」ではなく「尿素窒素」なのかというと、どうも測定方法に由来するらしい。尿素そのものではなく尿素を分解する酵素を使って出てきたアンモニアを測る。この方法なら尿素以外の窒素はアンモニアにならない=測定に影響しない。尿素そのものを測るのは難しいんだね、たぶん。
尿素については、痛風について調べた時についでに書いたんだった。要らなくなった窒素を尿素と言う形で尿の中に排出する。つまり、尿中に尿素があるのは当たり前で、本来尿中に排出されるべき尿素が血液中にも出てきてるのが血中尿素窒素。
大雑把には、血中尿素が多すぎる→血管側に出ていかないためのフィルター装置=腎臓が壊れていることを心配、少なすぎる→尿素を生成する肝臓が壊れていることを心配する必要がある。
実際には食事内容(タンパク質の量)にも左右されるし、壊れた臓器由来のタンパク質が原因の場合もあるので、この項目だけでは判断できない。
AJはこの項目が割と高めだが、基準値(10-20mg/dl位)を大きく超えたことはない。他の腎臓項目も問題ないので、水分をしっかり摂ってねと言われたことがある。今考えると、前日に高タンパク質食事をしていた可能性もあるな。気を付けないとね。
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