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2019年3月15日

ゼロ年代の50冊(6)

気持ち早めの進捗なのは、9分冊と思っていたファーブル昆虫記が20分冊!!だと知ったせいなのだった。なんで9冊だと思ったのか謎。何より腹立たしいのは、私は「読み直す」シリーズでファーブル昆虫記10冊を読んでいるのよ。最新訳が欲しいと感想を書いているが、既に新訳が出ていたんじゃんか・・・orz 悔しすぎる!!ハードカバー20冊は図書館から借りて来るだけでも時間が掛かるので、並行して先に進む。ちなみに14分冊は読み終わりました。

(26) 遠い崖(萩原延壽/朝日新聞社):これが14分冊。英国外交官視点での幕末から明治を、日記ベースに。薩摩ってこんなだったのかー。尊王攘夷から攘夷が抜け落ちていく様子が良くわかるし、アジアの中の日本の視点(欧米からみて中国よりは数段落ちるが朝鮮よりはマシらしい。朝鮮も鎖国してたのね)も、とても面白かったのだが14冊は長すぎだよな。長いので大河ドラマにどう?BBCとの共同制作で外国人主役で字幕放送(或いは吹替で日本人のセリフにわざと日本語字幕)にしたら面白いと思うが・・・でも怒涛の前半に比べると後半が失速するんだよなぁ。ダメかも。タイトルはてっきりドーバー海峡の白い崖が遠くてなかなか帰れないって話かと思ったが、日本の風景だそうな。「そそり立つ崖と、その岸辺に打ち寄せる青い波と」日本を志願した頃に思い描いた懐かしい風景・・・ってどこ?長崎に山はあるが崖はない気がする。五島列島とか?もしかして浮世絵??

(27) 滝川コミューン一九七四(原武史/講談社文庫):1974年滝川団地(西武池袋線沿線の陸の孤島マンモス団地)で、一人の担任教師と子供・親を中心にできた「コミューン」について。近くのクラスで目撃した著者による、単なる思い出話ではない渾身のドキュメンタリー。AJは同世代の団地っ子だけど全然状況違う。ここだから起きたことではあるけれど、時代背景は断然あるよね。1968の6年後だもんな。個人的に一番ああそうだったのか!と思ったのは、当時の西武百貨店と、隣にあった東京丸物百貨店とは屋上遊園地が繋がっていた、というくだり。あれは池袋だったのか!屋上遊園地階からエレベーターで降りると乗ったところと同じ階に同じ売り場がない!という夢を子供の頃から良く見てたのだ。なんで遊園地経由なのかと思ってたけど丸っきり夢でもなかったのね。

(28) 惡人(吉田修一/朝日文庫):朝日新聞で連載してた時に読んだので二度目。朝日文庫で再読したのに束芋の挿絵がない!!それでも面白い本ではあるけどさ。「大切な人もおらん人間が多すぎったい」。うーむ確かに。若い内に恋をしておくべきと思ってきたが、相手によるのかもなぁ。或いは悩む間もなく子供を持つべきなのか?

(29) マオ 誰も知らなかった毛沢東(ユン・チアン/講談社):衝撃のドキュメンタリー。毛沢東って頭良くても女性関係とか問題がある人だとは思っていたけど、これじゃいい所皆無。うのにみしちゃいけないかもだけど。バックアップは主にソ連。日本とアメリカ。さすが中国は何をやってもスケールが違うよ。北朝鮮はお手本からいろいろ学んだのだろうなぁ。読む価値はとてもあるのだが嫌中感を煽りそうだな。

(30) 東西/南北考(赤坂憲雄/岩波新書):「日本」とは何か。都から周縁に文化が広がるという見方だけでは東西の亀裂が説明できないこと。アイヌ文化は津軽海峡ではなく北東北も含まれていて地形ではない何かの亀裂(プレート??)があること。南西諸島は異文化なこと。ま。結局「日本」ってなんなのってことよね。

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