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2015年3月1日

ひなあられ(食品番号:15055,15056)


ひなあられについても前に書いた。

食品成分表の定義は、「もち米を蒸し、乾燥させてから煎(い)った白丸種、もち米を蒸してから搗(つ)き、着色し、延ばして小さく切ってから乾燥し、煎った風船種、水に浸漬した大豆を煎って蜜(みつ)掛けした豆種を混ぜ合わせたものである」。
ふうむ。私の写真ではよくわからないのだが(笑)、クマがもっているのがたぶん「風船種」で、足元に散らばるお米の形をしているやつが「白丸種」だと思う。「豆種」(大豆の蜜掛け)は白丸種と区別つかないが普通確かに入っています。食べたことある人はわかるよね。
 
前に書いた時点では知らなかったんだけど、その後、職場の知り合い(和歌山出身)から、関西のひなあられは本当にアラレです、関東のはポン菓子ですよね、と言われた。ええ?と調べてみると関東と関西で桜餅だけじゃなく、ひなあられも違うんだった!

食品成分表にもちゃんと記載されていて「主体となるあられ部は、関東ではでん粉を、関西では米を用いて造られる」・・・ええと?「主体となるあられ部」って何??さっきの説明では、白丸種と風船種があって、どっちももち米が原料になっているよね???

(2017/05/09付記:調査の結果、意味が分かりました。前半の白丸種云々は一昔前の関東雛あられの話で、 現座売られている関東雛あられは、米(もち米)ではなく澱粉で出来ているのでした。写真の見た目では違いが判りませんがね。近所のみなとやで売っていたらしい。来年忘れなかったら買って来ようっと。関西雛あられは昔も今も煎餅のあられの類で変わりありません。)

食品成分表の定義(前半)は関東ひなあられのものだと思うんだけど、関西ひなあられはこんなのらしい→
中村屋で買った(全然関西じゃないじゃん)。
いわゆる米菓のアラレ。あんまり甘くない。黒い丸いのは醤油味に見えるけど、これは黒糖がからめてあってこいつは甘い。他ピンクのは海老味で白いのはしょうゆ味(と書いてあったけど、気持ち的には塩味)。

食品成分表には書いてないけど、名古屋や四国でもまた違うのらしい。イベント食って地域性が出やすいんだろうね。ひな「あられ」というからには、関西雛あられの方が「正しい」気がするが、雛祭りぽさが足りないような気もする。関東雛あられの方が、女子の食べ物、って感じ。性差別かなぁ。

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