2015年11月15日
ショートケーキ、スポンジケーキ(食品番号:15075,15074)
単にショートケーキというと、スポンジケーキに生クリームを掛けて苺がのっかったやつ、を想像しますよね。食品成分表の定義も、「スポンジケーキにクリームを挟み、表面にもクリームを塗り、果実をのせたものである」となっている。
で、こういう「ショートケーキ」は世界的には「日本式ショートケーキ」と呼ばれているのだった。
確かに、こういうケーキって海外ではありそうでないかも。海外旅行に行くと、デザートまでたどり着けないことが多いので(だって量が多いんだもん・・・)、あまり自信を持っては言えないんだけど。
では海外(主に米国)では、どんなのがショートケーキか、というと、スポンジケージではなくて、ショートブレッド(ボロボロするクッキーみたいなやつ)のような「ビスケット」に、クリームやら苺やらを載せたもののことをいうのだそうだ。
なるほど。スポンジケーキじゃちっともショート(サクサクすること。油脂のショートニングなんかもこの意味から)じゃないもんね。オリジナルはサクサクのケーキだったんだね。日本人は特にパン類に関しては、サクサクよりフワフワが好きなので、「クリームと苺」だけが残って、ちっともショートじゃないショートケーキとなってしまったんだな。
wikiを読んだら、 日本式ショートケーキを広めたのは不二家だ、と書いてある。不二家の苺のショートケーキはお誕生会の定番だったよなー。では不二家でケーキを買ってこよう!と思ったんだけど、その辺にあったと思った不二家はいつの間にかどれもなくなっていて、結局数寄屋橋まで出掛けた。カフェ(ていうかレストラン)が併設されているので、入ってすぐにメニューも見ずに「苺のショートケーキとコーヒーお願いします」と頼んだのだったが。
何か変・・(泣)
不二家レストランで食べられるのは「イタリアン・ショートケーキ」なのだった。イタリアにはこんなショートケーキはないような気がするが、ズコットをイメージしているんだろう。 こんなんじゃなくて、普通のショートケーキが食べたかったんだよう。入り口でよくメニューを確認してから入れば良かった(大泣)。
売店にも寄ってみたが、「普通の」はホールのみ。あんな大きいのを買って帰るわけにもいかず。冒頭の写真はコージーコーナーに行って撮りました。
ちなみに、スポンジケーキの定義は「小麦粉、鶏卵、砂糖を主原料とし、卵の起泡性を利用して焼き上げたもの」。考えてみると、「スポンジ」ってあまり美味しそうな名前じゃないね。意味はよくわかるし確かに似てると思うけど、何かもう少し美味しそうな名前を付けてくれてもいいと思う。
wikiの英語版を眺めていたら、日本式ショートケーキの先祖と思えるものがあるぞ!
Victoria Sponge。これスゴく似てると思わない?これを食べた日本人の誰かが、「ビクトリア・スポンジじゃスポンジみたいで食べ物に聞こえないよ。ショートケーキでいいんじゃない?似てるし」と作ったのではないかな。そんな気がする。
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