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2015年6月21日

宿坊に泊まったよ

高野山に行くなら宿坊に泊まろう!と決めていたのだった。宿坊ってのは元々は字の通り「お坊さんのための宿」だったんだろうけど、高野山に関して言えば、ほとんど旅館。いやお寺なんだけど。お寺が参拝客を泊めてくれる場所なんだけど、けっこう旅館。

お部屋。廊下から撮ったところ。手前は次の間。独り旅には十分すぎる広さ。奥にテレビもある。金庫もある。エアコンもあった。手前にはお茶セットと当地の和菓子。
私は、お風呂もトイレも付いてないプランを選んだけど、付いている部屋もあるのだよ(宿坊によるけど)。 お風呂は普通に広くて快適。トイレも当然ウォシュレット。この辺は宿坊によるんだと思う。古き良き?宿坊の雰囲気を残すところもあるんじゃないかな。
設備的に旅館と違うのは、鍵がちゃんとかからないこと。これは私が泊まった部屋だけかもだけど。中からかちゃんと下せるものはあるのだが、がたがた障子を引っ張ると開いてしまう。開所恐怖症の私は以前だったら落ち着かなかったと思うが、入院生活で慣れた(笑)

もうひとつ旅館と大きく違うのは、夕飯が早いこと。5時から6時の間。従って宿には5時に帰りつかないといけない。お風呂は8時まで。門限は10時。ま、夜に外に出ても何があるわけでもなし、お風呂の後は写経体験をやって9時過ぎには就寝。以前なら早過ぎで眠れなかったかもだが、これも入院生活のおかげであっさり消灯(笑)。

そうそう、ご飯だよ。ご飯はゴーカ精進料理。じゃーん!
おいしかったよー。一生懸命食べたので、お腹いっぱいになった。これは入院生活とは全然違うね。おいしいし、たぶん病院食よりヘルシーだと思う。 そうでもないかな?ちょっと食べすぎかな?
私は頼んでませんが、高野山の宿坊ではお酒も飲める。普通の宿坊で飲めないものらしいです。

朝は早朝から朝のお勤め・・なんですが寝坊した。慌てて支度したが数分遅刻。寝起きのぽやんとした頭でありがたいお経を聞きました。す、すみません!!お部屋に帰ると朝ごはんが出来ていてもぐもぐ。
お坊さんたちはみんな朝のお勤めに参加しただろうに、いつの間に朝ごはんを作ったり配ったりお布団片づけたりしたんだろう。お勤めには6人位いたけど、そういう下働きはしない管理職もいるだろうし、料理と掃除だけでも大変なのでは?お部屋だけじゃなくてトイレもお風呂も、お庭もお寺もあるんだし、と思っていたら、廊下で見るからにパートのおばさん達に遭遇。なんだ、そういうことか。そうでないとやってられないよね。。

宿坊はお寺に付属している。お寺としては小さいんだけど「別格本山」とどこも書いてあるので、高野山内にある=格式が高いエライお寺なのらしい。総本山はもちろん金剛峯寺。その話は次回。

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