早めの夏休みを取って、両親を連れて香川県に行ってきました。金刀比羅宮にも行った。
計画をする時点で気がついたんだけど、金刀比羅宮って海のそばにあるわけじゃないのね。
♪こんぴらふねふね♪の歌+海上交通の守り神ということから、てっきり海岸にあるもんだと思っていました。山の上(というか階段の上)にあることは知っていたけど、その山自体が海っぺりにあって、通りかかる舟からも拝めるようなものなんだと思った。全然遠かった。
追記:通りかかる船から拝めるそうです。金刀比羅宮というより山を拝む感じだと思うけど 。
なんで♪こんぴらふねふね♪なのかね?と言っていたら、
AJ母:それより♪おいけにほかけて♪の意味が分からない
私:池?
AJ父:そうそう。なんで船が池にハマるんだろう?
私:ハマる?
AJ父:♪お池にはまって♪
私:それはどんぐりコロコロでしょ!
AJ母:♪お池に帆かけて♪だよね?
なんで池に帆を掛けるんだよ、追い手でしょ、追い風、と説明したのだったが、
今検索してみると、お池に帆をかけている人が結構いるなー(笑)
正確な歌詞は以下の通り♪
金毘羅船々 追風(おいて)に帆かけて シュラシュシュシュ
まわれば 四国は 讃州(さんしゅう) 那珂の郡(なかのごおり)
象頭山(ぞうずさん) 金毘羅大権現(だいごんげん)
一度まわれば
かくいう私も空耳が多く、合っていたのは1行目だけ。
「さんしゅう」は「三州」:四国の内のどれか3つを廻るんだと思った
「なかのごおり」は「なかのこうじ」:中野浩二・・じゃなくて中小路(京都?)
「ぞうずさん」に至っては「ぼんさん」:高知のはりまや橋と混ざっている?
と歌っていました。大権現に坊さんはいないよな。反省。
さて話は元に戻りますが、この歌はお座敷芸(ゲーム)に使われた歌なのだそうで。
「一度回れば」で無限ループに入りますが、だんだんに早く歌って、
振付が追い付かなくなったら負け、というものらしい。
なるほど。言われてみるとどこか華やかだし、手拍子もしやすそう。
「こんぴらふね」は金毘羅参りをするための舟のことだった。
より正確に言うと、金毘羅参りをするために、四国に渡る船のこと、だね。
江戸時代には、お伊勢参りに次いで人気があったのだそうだ。陸伝いじゃ行けないけれど、穏やかな瀬戸内の船旅は、逆にてくてく歩いていくより快適で早かったのかも。もちろん「追い手に帆かけて」な風の時じゃないとそうもいかないけど。
こんぴらさんの印象については別途。ひとことでいうと、暑かった!
2016年7月14日
サブレー(和洋菓子編)
食品成分表とココナッツサブレは「サブレ」を採用しているが、wikiも鳩サブレーも「家庭で作る和洋菓子」も「サブレー」と伸ばす方を採用している。フランス語的には「サブレー」の方が近いと思う。
だから「家庭で作る和洋菓子」のサブレーは、メール・プラールのに近いのかと言うと・・・これが結構謎で掲載が遅れたのだよ。
まず材料。「和洋菓子」のは「粉、砂糖、バタ、玉子きみ、ベーキングパウダー、エッセンス」。食品成分表は「小麦粉、油脂、鶏卵、砂糖、膨剤」だから完全合致してます。ちなみに材料面において、「和洋菓子」には、サブレーは「基本ビスケット」に対して、バターの量が多いもの、と定義されている。これはwikiの記述にも合致するし、さっくりした味わいというのは概ねバターの多さで出るものだから、食品成分表の定義よりも正確だと思う。
材料は良かったんだけどー、問題は作り方なんだよ。捏ねてから麺棒で伸ばすところまではいい。
次に「形はすじの入ったサブレー型でぬきますが、型がない時は長方形に切り、ルレットか包丁の背で少し深目のすじをつけます」。ええええっ!
「サブレー型を使ってぬく」という説明写真も付いているのだが、手で持っているのは、ワッフルみたいな斜め格子の押し型。でも生地は四角く切り抜かれているので、押す時に周りの部分が上下して抜き取るようになっていると思われる。
こんな型見たことない。検索しても出てこない。そもそも、こんな形のサブレー自体が検索しても出てこないんですけど。
もう諦めてサブレの生地を書いたその週に、たまたまお茶を飲みに出かけた銀座の老舗喫茶店トリコロールで、筋模様の入ったサブレーを発見!菊型でメールプラールに近いけど、とりあえず筋模様はある!きっとこれかも、と安心して買ってきました。
手前がトリコロールのその名も「サブレ・ナンテール」。時計回りに、サブレナンテールの箱、ココナッツサブレ、メール・プラールのサブレ。
サブレ・ナンテールの原材料名は「小麦粉、バター(乳を含む)、アーモンドパウダー、砂糖、卵黄、クリーム(乳製品)、バニラペースト」。
うーん。また膨剤が入っていない。。。本場のサブレには入っていないものなのかもしれない。アーモンド粉が入っているのが「ナンテール」のポイントであるらしく、さくっと感は増して感じられる。
「ナンテール」を付けて検索してみると、格子模様のサブレが出てきた。
お気に入りパン屋のブルディガラでも売っているらしい。こんな。フランス語ではSable Nanterreって書くんだな。これで検索すれば、と思いきや。日本語サイトしか出てこないよう!
Nanterreがフランスの地名だというのはすぐにわかった。
ところが「ナント地方の菓子」と書いてあるサイトがある。ナンテールはパリ近郊の街。南仏のナントとは別。「ナントの」ならNanterreじゃなくてNantaisとなる筈だ。どれどれ、とSable Nantaisで検索してみたらフランス語のレシピがいっぱい出て来た。ブルディガラの嘘つきー。
フランス語的には「サブレー・ナンテー」で「ル」は空耳だと思うが、そう聞こえるのは理解した。
理解したけど、レシピがいっぱい出てきても全部トリコロールのと同じ菊型或いは丸。長方形+格子模様の和洋菓子サブレーがどこから来たのかは結局不明なのだった(泣)。
(2016/10/22追記)ブルディガラは、トリコロールのグループだったことが判明。たぶん同じ工場で作ってて、ラベルだけ違うんだろうな。情報ソースが複数あるから正しいと思っても実は複数じゃないこともある。ぶつぶつ。ま、フランス語レシピが出てきたから、綴り以外はあっていると考えてよさそうだけど。
だから「家庭で作る和洋菓子」のサブレーは、メール・プラールのに近いのかと言うと・・・これが結構謎で掲載が遅れたのだよ。
まず材料。「和洋菓子」のは「粉、砂糖、バタ、玉子きみ、ベーキングパウダー、エッセンス」。食品成分表は「小麦粉、油脂、鶏卵、砂糖、膨剤」だから完全合致してます。ちなみに材料面において、「和洋菓子」には、サブレーは「基本ビスケット」に対して、バターの量が多いもの、と定義されている。これはwikiの記述にも合致するし、さっくりした味わいというのは概ねバターの多さで出るものだから、食品成分表の定義よりも正確だと思う。
材料は良かったんだけどー、問題は作り方なんだよ。捏ねてから麺棒で伸ばすところまではいい。
次に「形はすじの入ったサブレー型でぬきますが、型がない時は長方形に切り、ルレットか包丁の背で少し深目のすじをつけます」。ええええっ!
「サブレー型を使ってぬく」という説明写真も付いているのだが、手で持っているのは、ワッフルみたいな斜め格子の押し型。でも生地は四角く切り抜かれているので、押す時に周りの部分が上下して抜き取るようになっていると思われる。
こんな型見たことない。検索しても出てこない。そもそも、こんな形のサブレー自体が検索しても出てこないんですけど。
もう諦めてサブレの生地を書いたその週に、たまたまお茶を飲みに出かけた銀座の老舗喫茶店トリコロールで、筋模様の入ったサブレーを発見!菊型でメールプラールに近いけど、とりあえず筋模様はある!きっとこれかも、と安心して買ってきました。
手前がトリコロールのその名も「サブレ・ナンテール」。時計回りに、サブレナンテールの箱、ココナッツサブレ、メール・プラールのサブレ。
サブレ・ナンテールの原材料名は「小麦粉、バター(乳を含む)、アーモンドパウダー、砂糖、卵黄、クリーム(乳製品)、バニラペースト」。
うーん。また膨剤が入っていない。。。本場のサブレには入っていないものなのかもしれない。アーモンド粉が入っているのが「ナンテール」のポイントであるらしく、さくっと感は増して感じられる。
「ナンテール」を付けて検索してみると、格子模様のサブレが出てきた。
お気に入りパン屋のブルディガラでも売っているらしい。こんな。フランス語ではSable Nanterreって書くんだな。これで検索すれば、と思いきや。日本語サイトしか出てこないよう!
Nanterreがフランスの地名だというのはすぐにわかった。
ところが「ナント地方の菓子」と書いてあるサイトがある。ナンテールはパリ近郊の街。南仏のナントとは別。「ナントの」ならNanterreじゃなくてNantaisとなる筈だ。どれどれ、とSable Nantaisで検索してみたらフランス語のレシピがいっぱい出て来た。ブルディガラの嘘つきー。
フランス語的には「サブレー・ナンテー」で「ル」は空耳だと思うが、そう聞こえるのは理解した。
理解したけど、レシピがいっぱい出てきても全部トリコロールのと同じ菊型或いは丸。長方形+格子模様の和洋菓子サブレーがどこから来たのかは結局不明なのだった(泣)。
(2016/10/22追記)ブルディガラは、トリコロールのグループだったことが判明。たぶん同じ工場で作ってて、ラベルだけ違うんだろうな。情報ソースが複数あるから正しいと思っても実は複数じゃないこともある。ぶつぶつ。ま、フランス語レシピが出てきたから、綴り以外はあっていると考えてよさそうだけど。
2016年7月6日
サブレ(食品番号:15095)
サブレと言ったら、鎌倉名物鳩サブレーを第一に思い浮かべるのは私だけでしょうかね。先日ちょうど鎌倉に紫陽花見物に行ったので、お土産を兼ねて買って来た。
食品成分表の定義は、「『サブレ』は、小麦粉、油脂、鶏卵、砂糖、膨剤を混ぜてよくこねのばした生地を、型抜きし、(グラニュー糖をまぶして)焼き上げたものである」。
鳩サブレにはグラニュー糖は付いてないんだけど、グラニュー糖の記述は括弧が付いているからいいよね。
wiki(日本語版)を見てみると、鳩サブレではなく、菊型で抜いたクッキーが出てきた。これってアレかな?と輸入菓子売り場で良く見掛けるメール・ブラールのサブレも買ってきて一緒にパチリ。結論から言うと、これじゃなかった。wikiのフランス語版には同じ写真に、「パルメザンと胡椒のサブレ」(!!)とキャプションが付いている。メール・プラールのにも、そしてたぶんパルメザンのサブレにもグラニュー糖は付いていない。グラニュー糖が付いているのは、シスコのココナッツサブレだな。食品成分表はココナッツサブレを標準として採用したんだろうか。
さて、サブレ。サブレというのはフランス語で「砂」と言う意味です!食べ物に砂って・・・
砂を噛むような食感(褒めてるとは思えない)だから、と言う説もあるのだが、地名から取った説が有望のようだ。少なくとも本家フランスのwikiはその説しか記載してない。
サブレはモンサンミッシェル土産の定番だから、発祥の地であるサブレ=シュル=サルトも、その辺の海辺の街かと思いきや、割と内陸。いい砂でも取れたのかなと思いきや、人名から取っているらしい。サブレ城=砂城というネーミングが本人には気にならないのかなぁ。砂に崩れるイメージを重ねるのは日本だけなんだろうか?
サブレは他のクッキー或いはビスケットとどう違うのか。後述するハードビスケットの食品成分表の定義は、材料は「小麦粉、砂糖、油脂、食塩、粉乳、膨剤等」で「混合して練った生地を折りたたみ、シート状に圧延し、型抜きをして焼いたものである。生地に含まれる水分や膨剤から発生したガスが揮散し易いように、針穴を付ける」。
つまり、違い①:サブレは「こねのばした」もので、ビスケットは「折りたたみ、シート状に圧延」。すごくわかりにくい。シート状に圧延しなくてどうやってこねのばすんだ。後で型でぬくんだよ。
わかりやすい違いは②:ビスケットは「針穴」が付いている。なるほどー。確かにサブレには針穴はないよ、と思ったのだが。
もうひとつのちがいもあった③:サブレには「鶏卵」があるけど、ビスケットにはない。
鳩サブレにもメールプラールにも針穴はないけど、ココナツサブレには穴あるよね。。。あれはサブレとは言えないのか?微妙・・
作り方としては、バターの分量が多いのが特徴的。その辺のビスケットよりも高級品なのだ。
メールプラールのサブレ、初めて食べた。美味しいけど、どちらかというとココナツサブレの分類(笑)。値段も違うので鳩サブレと較べては悪いやね。素朴でバターたっぷり。バターのせいか何かハーブみたいな味がする。あ、原材料名にも香料って書いてある。でも英語説明によると天然バニラ香料らしい。するとやっぱり塩かパターの味なんだな。
あれ!?原材料名は、「小麦粉、バター、砂糖、卵、食塩、香料」で膨張剤が入ってない!!これでは食品成分表のサブレとは言えないよ。鳩サブレの方は「小麦粉、砂糖、バター、鶏卵、膨張剤」で・・・待てよ。粉乳が足りない。
もしかして、とココナッツサブレを見てみる。「小麦粉、砂糖、ショートニング、植物油脂、ココナッツ、食塩、脱脂粉乳、膨張剤、乳化剤、香料」。
膨張剤はある。でも針穴問題が。それに鶏卵もないじゃんか。正しいサブレはどこに(泣)
食品成分表の定義は、「『サブレ』は、小麦粉、油脂、鶏卵、砂糖、膨剤を混ぜてよくこねのばした生地を、型抜きし、(グラニュー糖をまぶして)焼き上げたものである」。
鳩サブレにはグラニュー糖は付いてないんだけど、グラニュー糖の記述は括弧が付いているからいいよね。
wiki(日本語版)を見てみると、鳩サブレではなく、菊型で抜いたクッキーが出てきた。これってアレかな?と輸入菓子売り場で良く見掛けるメール・ブラールのサブレも買ってきて一緒にパチリ。結論から言うと、これじゃなかった。wikiのフランス語版には同じ写真に、「パルメザンと胡椒のサブレ」(!!)とキャプションが付いている。メール・プラールのにも、そしてたぶんパルメザンのサブレにもグラニュー糖は付いていない。グラニュー糖が付いているのは、シスコのココナッツサブレだな。食品成分表はココナッツサブレを標準として採用したんだろうか。
さて、サブレ。サブレというのはフランス語で「砂」と言う意味です!食べ物に砂って・・・
砂を噛むような食感(褒めてるとは思えない)だから、と言う説もあるのだが、地名から取った説が有望のようだ。少なくとも本家フランスのwikiはその説しか記載してない。
サブレはモンサンミッシェル土産の定番だから、発祥の地であるサブレ=シュル=サルトも、その辺の海辺の街かと思いきや、割と内陸。いい砂でも取れたのかなと思いきや、人名から取っているらしい。サブレ城=砂城というネーミングが本人には気にならないのかなぁ。砂に崩れるイメージを重ねるのは日本だけなんだろうか?
サブレは他のクッキー或いはビスケットとどう違うのか。後述するハードビスケットの食品成分表の定義は、材料は「小麦粉、砂糖、油脂、食塩、粉乳、膨剤等」で「混合して練った生地を折りたたみ、シート状に圧延し、型抜きをして焼いたものである。生地に含まれる水分や膨剤から発生したガスが揮散し易いように、針穴を付ける」。
つまり、違い①:サブレは「こねのばした」もので、ビスケットは「折りたたみ、シート状に圧延」。すごくわかりにくい。シート状に圧延しなくてどうやってこねのばすんだ。後で型でぬくんだよ。
わかりやすい違いは②:ビスケットは「針穴」が付いている。なるほどー。確かにサブレには針穴はないよ、と思ったのだが。
もうひとつのちがいもあった③:サブレには「鶏卵」があるけど、ビスケットにはない。
鳩サブレにもメールプラールにも針穴はないけど、ココナツサブレには穴あるよね。。。あれはサブレとは言えないのか?微妙・・
作り方としては、バターの分量が多いのが特徴的。その辺のビスケットよりも高級品なのだ。
メールプラールのサブレ、初めて食べた。美味しいけど、どちらかというとココナツサブレの分類(笑)。値段も違うので鳩サブレと較べては悪いやね。素朴でバターたっぷり。バターのせいか何かハーブみたいな味がする。あ、原材料名にも香料って書いてある。でも英語説明によると天然バニラ香料らしい。するとやっぱり塩かパターの味なんだな。
あれ!?原材料名は、「小麦粉、バター、砂糖、卵、食塩、香料」で膨張剤が入ってない!!これでは食品成分表のサブレとは言えないよ。鳩サブレの方は「小麦粉、砂糖、バター、鶏卵、膨張剤」で・・・待てよ。粉乳が足りない。
もしかして、とココナッツサブレを見てみる。「小麦粉、砂糖、ショートニング、植物油脂、ココナッツ、食塩、脱脂粉乳、膨張剤、乳化剤、香料」。
膨張剤はある。でも針穴問題が。それに鶏卵もないじゃんか。正しいサブレはどこに(泣)
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