緊急事態宣言からずっと閉まっていたスタバが開いてる!ウチの近所のスタバでは、テイクアウトのみでの再開です。再開初日に応援のつもりでチョコバナナマフィンを買って来ました。
上に乗っているバナナチップが変な硬さでイマイチだったが、あった方がインスタ映えはするな。極甘でアメリカンな味です。
AJが初めてマフィンを食べたのはいつどこでだったんだろう?今ではスーパーの菓子パン売り場でも見掛けるけど、昔はそんなことなかった。マフィンを食べたのはいい加減大人になってからで、もしかしたらアメリカで食べたのが初マフィンだったかも。そうだとしても、マフィンってこんな形の甘いもの、ということは食べる以前から知っていたな、これ何?と思った記憶ないもの。どこで知ってたんだろう??映画?TVドラマ?PEANUTSなのかな?お菓子というよりパンのような、ドーナツに近い存在のもの。
と書いてハタと気が付いた!たぶんミスドだ。
どれどれ、と検索してみる。やっぱりね。1984年にメニューに登場しています。実際に食べてみたのか、店頭で見て味の想像がついたのか、覚えてないけど、ま、見た目通りの味なんだよ(笑)。
前置きが長くなった。
子供の頃には見掛けた覚えのないマフィンなんだけど、「家庭でできる和洋菓子」にはちゃんと登場している。材料は、粉・砂糖・玉子・バタ又はクリスコ・牛乳・塩・ベーキングパウダー。
「クリスコ」って何??と思ったが、検索してみたらショートニングの商品名だった。ショートニングはちゃんと「ショートニング」と記載されている場所もあるので、マフィンのレシピを担当した人(どこにも書いてないけど、 書きっぷりから複数人が書いていることは確か)は恐らく、クリスコがショートニングであると認識しておらず、他の人達はクリスコが何だか知らなかったんだろう(笑)。今はネット検索すればなんでもわかるけどさ。
少量とはいえ塩が入るのがパンっぽい。スタバのも極甘だけどたぶん塩入ってると思う。レシピには「マフィンはホットケーキのようにパン代りにするので」と書いてある。こんな甘いものをパン代わりにしなくても!と思うけど、特にアメリカの朝食はこの傾向強いんだよね。ドーナツもそうだし、ワッフルも。朝からマックグリドルなんだよなー。
ちなみにマフィンには「イングリッシュ・マフィン」という平たくて甘くない仲間もある。wikiによると平たい方が歴史が古くて18世紀の本には出て来る。甘いマフィンは米国発祥で19世紀にはあった。たぶん最初は同じものだったのが、どんどん甘く重たくなったんじゃないか。コーンミールで作られることもあると書いてあるから、当初は小麦粉がなくてコーンミールでボロボロねっとりうっすら甘めに出来てしまったパンを、後から小麦粉で再現してオリジナルとは違うことになったのかもしれないね。
2020年5月22日
2020年5月13日
ガリバルジ―
「家庭でできる和洋菓子」への投稿も久しぶりだな。
Guardian’s 1000で読書中の「恐怖省(G・グリーン)」にガリバルジーが登場して、あっそうそうこれ調べなくちゃと思い出したのだった。ちなみに登場シーンは以下のように、記憶喪失気味の主人公が、第二次世界大戦中の英国がイタリアと戦争中であることについてびっくりするくだり。
「イタリーが」思わず彼は大きな声を出した。 何ということだ、イタリーとは、彼の二人の独身の叔母が、毎年絵を描きにゆく所ではないか。それから、国立美術館にある、文芸復興期以前の絵のことも彼は覚えていた。それから、カポレトー(イタリーの村、一次大戦の時の古戦場)やガリバルジ―(イタリーの愛国者)。彼の名をとったビスケットもある。それから、旅行案内のトマス・クック社。
出典:「恐怖省」グレアム・グリーン全集9 訳:野崎 孝 ハヤカワ書房
和洋菓子に出ていたガリバルジ―はイタリアのお菓子だったのね、と読んだ時点では思った。でも調べてみたら違った。
和洋菓子の見出しは「ガリバルジ―(干しぶどうをはさんだもの)」となっている。載っている写真は東ハト オールレーズンに似てるし、卵やBPが入る材料もそれっぽい。検索してもそんな風に書いてある。
ってことで久しぶりに買ったオールレーズン。甘さは控えめで、パンみたいなやわらかさのあるビスケットです。
二つの名前から邪推できるのは、オリジナルは干し葡萄以外のものが入っていたのではないか、ということ。しかし、wikiのガリバルジ―には(曖昧検索の頁に項目だけ上がっている)、「レーズンを小麦粉の生地に挟んで焼いた、堅パンによく似たお菓子」とレーズン限定。英語版wikiには「Garibaldi biscuit」の項目もあって、こっちもレーズンだ。写真も堅パンぽいなー。でも項目内にはArnottのFull O’fruitも同じと書いてあるぞ。あれなら堅パンよりオールレーズンで大丈夫だな。
察するに、和洋菓子もオールレーズンもFull O’fruit経由でこのビスケットを知ったのではないか。それでいろんなフルーツが入るべきところだけど、これは干し葡萄だけなんだよね、な名前になったんじゃないかな。
ちなみに正確にいうと、オリジナルはsultana raisin(一般的なレーズン)ではなくcurrant raisinだそうな。干し葡萄には違いないけど。
材料の疑問は晴れた。次の疑問はなんでガリバルディ将軍がお菓子の名前になったのか。まぁお菓子の名前なんて割と適当に付けられるんだけどさ。
そもそもこのお菓子はイタリアのお菓子ではないのだ。イギリスのお菓子。ガリバルディ将軍の訪英を記念して作られたのが元祖であるらしい。wikiの記事を読んだだけなら、お菓子の考案者がたまたまイタリアに縁があったとか、ガリバルディ将軍の戦績に興味を持っていたとか思えるんだけど、冒頭のグリーンの小説を鑑みると、将軍の名は、社会情勢に特に興味のない子供にも知られていたとわかる。んー、イタリア国内ならわかるけどなんでイギリス?
ガリバルディ将軍はイタリア統一に功績のあった将軍だそうだ。wikiをよく読んでみる。が、イギリスが応援したくなる理由がやっぱりわからないなー。将軍は南仏出身だそうで、フランスはイタリア統一戦争に結構関わっていることがわかった。でもイギリスは影が薄いぞ。フランスが味方になったらイギリスは敵に回りそうなもんだよなぁ(笑)。イタリア統一の敵だったオーストリア帝国が嫌いだったのかなぁ?イタリア王朝がイギリス王家と血縁関係があるってこともなさそうだし。なんでなんだろ?統一王国仲間が増えたのが嬉しかったのかなあ??
謎は謎のままだが、ネットをさすらっている内に見覚えのある風景に出会った。それはミラノのスフォルツァ城を背景にしたガリバルディ将軍の銅像。ミラノ行った時に同じ構図で記念写真撮ったよ!あれってガリバルディ将軍だったのか。なんかご縁を感じるわ。
久しぶりに食べたオールレーズンにイタリアの面影・・は感じませんけどね。
Guardian’s 1000で読書中の「恐怖省(G・グリーン)」にガリバルジーが登場して、あっそうそうこれ調べなくちゃと思い出したのだった。ちなみに登場シーンは以下のように、記憶喪失気味の主人公が、第二次世界大戦中の英国がイタリアと戦争中であることについてびっくりするくだり。
「イタリーが」思わず彼は大きな声を出した。 何ということだ、イタリーとは、彼の二人の独身の叔母が、毎年絵を描きにゆく所ではないか。それから、国立美術館にある、文芸復興期以前の絵のことも彼は覚えていた。それから、カポレトー(イタリーの村、一次大戦の時の古戦場)やガリバルジ―(イタリーの愛国者)。彼の名をとったビスケットもある。それから、旅行案内のトマス・クック社。
出典:「恐怖省」グレアム・グリーン全集9 訳:野崎 孝 ハヤカワ書房
和洋菓子に出ていたガリバルジ―はイタリアのお菓子だったのね、と読んだ時点では思った。でも調べてみたら違った。
和洋菓子の見出しは「ガリバルジ―(干しぶどうをはさんだもの)」となっている。載っている写真は東ハト オールレーズンに似てるし、卵やBPが入る材料もそれっぽい。検索してもそんな風に書いてある。
ってことで久しぶりに買ったオールレーズン。甘さは控えめで、パンみたいなやわらかさのあるビスケットです。
二つの名前から邪推できるのは、オリジナルは干し葡萄以外のものが入っていたのではないか、ということ。しかし、wikiのガリバルジ―には(曖昧検索の頁に項目だけ上がっている)、「レーズンを小麦粉の生地に挟んで焼いた、堅パンによく似たお菓子」とレーズン限定。英語版wikiには「Garibaldi biscuit」の項目もあって、こっちもレーズンだ。写真も堅パンぽいなー。でも項目内にはArnottのFull O’fruitも同じと書いてあるぞ。あれなら堅パンよりオールレーズンで大丈夫だな。
察するに、和洋菓子もオールレーズンもFull O’fruit経由でこのビスケットを知ったのではないか。それでいろんなフルーツが入るべきところだけど、これは干し葡萄だけなんだよね、な名前になったんじゃないかな。
ちなみに正確にいうと、オリジナルはsultana raisin(一般的なレーズン)ではなくcurrant raisinだそうな。干し葡萄には違いないけど。
材料の疑問は晴れた。次の疑問はなんでガリバルディ将軍がお菓子の名前になったのか。まぁお菓子の名前なんて割と適当に付けられるんだけどさ。
そもそもこのお菓子はイタリアのお菓子ではないのだ。イギリスのお菓子。ガリバルディ将軍の訪英を記念して作られたのが元祖であるらしい。wikiの記事を読んだだけなら、お菓子の考案者がたまたまイタリアに縁があったとか、ガリバルディ将軍の戦績に興味を持っていたとか思えるんだけど、冒頭のグリーンの小説を鑑みると、将軍の名は、社会情勢に特に興味のない子供にも知られていたとわかる。んー、イタリア国内ならわかるけどなんでイギリス?
ガリバルディ将軍はイタリア統一に功績のあった将軍だそうだ。wikiをよく読んでみる。が、イギリスが応援したくなる理由がやっぱりわからないなー。将軍は南仏出身だそうで、フランスはイタリア統一戦争に結構関わっていることがわかった。でもイギリスは影が薄いぞ。フランスが味方になったらイギリスは敵に回りそうなもんだよなぁ(笑)。イタリア統一の敵だったオーストリア帝国が嫌いだったのかなぁ?イタリア王朝がイギリス王家と血縁関係があるってこともなさそうだし。なんでなんだろ?統一王国仲間が増えたのが嬉しかったのかなあ??
謎は謎のままだが、ネットをさすらっている内に見覚えのある風景に出会った。それはミラノのスフォルツァ城を背景にしたガリバルディ将軍の銅像。ミラノ行った時に同じ構図で記念写真撮ったよ!あれってガリバルディ将軍だったのか。なんかご縁を感じるわ。
久しぶりに食べたオールレーズンにイタリアの面影・・は感じませんけどね。
2020年5月6日
こんにゃくゼリー(食品番号 : 15142)
ずんだ餅を見つけてから、番号がひとつ飛んでいることに気づいた。調べてみると、2016年追補でこんにゃくゼリーが追加されているのだった。スーパーで普通に売るようになってからもうずいぶん経つけど、流行後に廃れる場合があるから採用には時間差があるんだろうな。
こんにゃくゼリーと言えば、マンナンライフの蒟蒻畑。でも今お店でよく見かけるのはオリヒロのチューブタイプなのよね。どうしようか迷った挙句に、マンナンライフのララ・クラッシュを購入(意味不明)。
写真ではわからないけど、蒟蒻が刻んだ形で入っていて、蒟蒻畑の喉詰まり事件を回避する改良品になっているのだった。久しぶりに食べたけどさっぱりして美味しい味。
食品成分表の定義は「異性化液糖、果汁等にこんにゃく粉(精粉)等を加えて製造したもので、ゼリーに比べて弾力と粘性に富むものである。市販品のぶどう味、リンゴ味、白桃味、パイナップル味、ピンクグレープフルーツ味、マンゴー味、トマト味等を試料とした」。なんか品揃えがオリヒロっぽいな。ま、いいか。
こんにゃくゼリーは、AJにとっては「お菓子」というより「健康食品」ですね。ダイエット食なイメージ。でも食品成分表では「菓子」の「デザート類」に属している。
「デザート類」に含まれる他のお菓子が、プリンやゼリー、ババロアなどいかにもデザートなのに比べて違和感があるんですけど。和生菓子・半生菓子の仲間に入れた方が良くないか?そう思うのはAJだけで食後デザートなのかなぁ。 確かに近所のヨーカドーでは、オリヒロは健食コーナーだけど、マンナンライフのはフルーチェとかと並んで売られているんだよなぁ。デザートなのかなぁ。
こんにゃくゼリーと言えば、マンナンライフの蒟蒻畑。でも今お店でよく見かけるのはオリヒロのチューブタイプなのよね。どうしようか迷った挙句に、マンナンライフのララ・クラッシュを購入(意味不明)。
写真ではわからないけど、蒟蒻が刻んだ形で入っていて、蒟蒻畑の喉詰まり事件を回避する改良品になっているのだった。久しぶりに食べたけどさっぱりして美味しい味。
食品成分表の定義は「異性化液糖、果汁等にこんにゃく粉(精粉)等を加えて製造したもので、ゼリーに比べて弾力と粘性に富むものである。市販品のぶどう味、リンゴ味、白桃味、パイナップル味、ピンクグレープフルーツ味、マンゴー味、トマト味等を試料とした」。なんか品揃えがオリヒロっぽいな。ま、いいか。
こんにゃくゼリーは、AJにとっては「お菓子」というより「健康食品」ですね。ダイエット食なイメージ。でも食品成分表では「菓子」の「デザート類」に属している。
「デザート類」に含まれる他のお菓子が、プリンやゼリー、ババロアなどいかにもデザートなのに比べて違和感があるんですけど。和生菓子・半生菓子の仲間に入れた方が良くないか?そう思うのはAJだけで食後デザートなのかなぁ。 確かに近所のヨーカドーでは、オリヒロは健食コーナーだけど、マンナンライフのはフルーチェとかと並んで売られているんだよなぁ。デザートなのかなぁ。
2020年5月4日
ずんだ、ずんだ餅(食品番号:15143, 15144)
食品成分表への投稿は2年ぶりだ!
緊急事態宣言のせいで読書メモが進まなくなったので、何か違うのでも書けないかしら。そういえば、食品成分表は2020年版が出る筈だったような、と検索してみたら、2018年追補でお菓子に追加が出ていた。それが「ずんだ」と「ずんだ餅」。
まずは定義から。「『ずんだ』は枝豆(未熟な大豆)をすりつぶして作る緑色のペーストである。ずんだという呼び方は、豆を打つ音(豆ん打)を表しているとの説もある。江戸時代には、餅などの和え衣として定着し、宮城県内では、郷土料理として古くから、お盆の時期等に『ずんだもち』として食されてきたが、近年では、各地で『スイーツ』等のフレーバーのひとつとして、和菓子に限らず洋菓子や料理にも用いられるようになってきている」。
なるほど。確かに今ではお土産じゃなくても近所の和菓子屋でも売ってるもんな。
というわけで近所の団子屋で、ずんだ団子を買って来ました。AJは嫌いではないが好きでもないようで、自分で買ったのはこれが初めてだったりする。でも枝豆って独特の美味しさがあっていいよね。
右はずんだのアップ。・・・意味不明な写真になっているけど。
緊急事態宣言のせいで読書メモが進まなくなったので、何か違うのでも書けないかしら。そういえば、食品成分表は2020年版が出る筈だったような、と検索してみたら、2018年追補でお菓子に追加が出ていた。それが「ずんだ」と「ずんだ餅」。
まずは定義から。「『ずんだ』は枝豆(未熟な大豆)をすりつぶして作る緑色のペーストである。ずんだという呼び方は、豆を打つ音(豆ん打)を表しているとの説もある。江戸時代には、餅などの和え衣として定着し、宮城県内では、郷土料理として古くから、お盆の時期等に『ずんだもち』として食されてきたが、近年では、各地で『スイーツ』等のフレーバーのひとつとして、和菓子に限らず洋菓子や料理にも用いられるようになってきている」。
なるほど。確かに今ではお土産じゃなくても近所の和菓子屋でも売ってるもんな。
というわけで近所の団子屋で、ずんだ団子を買って来ました。AJは嫌いではないが好きでもないようで、自分で買ったのはこれが初めてだったりする。でも枝豆って独特の美味しさがあっていいよね。
右はずんだのアップ。・・・意味不明な写真になっているけど。
そういえばアジアには豆のスイーツが多いけど、枝豆は見掛けない気がする。そもそも枝豆は食べないのかな?美味しいのにね。
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