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2019年12月30日

2019年総括

今年もそんな時期となりましたー。

2019 世の中的ニュース

5月から「令和」になったけど、今年も去年同様災害が多かったな。東京は被害が少なかったと思うが、お友達の実家も被災。これがニュースにならないようじゃ困る。来年こそは「普通の」年でありますように。

2019 AJ的ニュース

父を見送ったこと。年齢的に覚悟はしていても急だったのでいろいろバタバタ。手続き関係は年内に終わったけど、実感としては欠如したまま。

2019 ラッキーだったこと

今年のラッキーって何だろう・・・父を見送れたことはある意味ラッキーだったと言えるかもなぁ。

2019 アンラッキーだったこと

「アンラッキー」と言うのはどうかと思うが、治療が曲がり角になって毎日が日曜日に逆戻りしたこと。でも案外状態は落ち着いているので、結局ただのんびりしてるだけなんだけどさ(笑)

2019 ベスト食べ物

今年もいろいろ美味しいものを食べたのだが・・・ベストに選べる程のものはないかな。いろいろあってあまり外出していないせいもある。今年はパスってことで。

2019 ベストお買い物

9月に買ったプラチナ万年筆プロシオン。
万年筆は毎日は使わないので、書こうとすると最初はいつも大変だった。学生時代から愛用していた万年筆(父からのおさがり)はインクが漏れるようになり、何度か修理に出したものの、とうとう使えなくなったのは10年程前。その頃売り出されていたのが、1年使わなくても大丈夫!との触れ込みのプラチナ万年筆だったのだ。
ほんとに1年使わなくても大丈夫なのかなぁ?と試しに買ったのは一番低価格のプレジール。これが安くても結構優秀。ほんとに久しぶりでも問題ないし。もちろん見た目や書き心地は値段なりなので、もうちょっと好みのが出たら買いなおそうと思っていた。センチュリーの忍野やシャルトルブルーはかなり心が動いたのだが、ちょっと太くて重たい。お値段も高級すぎるし・・・長年迷っていたところに発売されたプロシオン。使用中のプレジールのインクカートリッジを使い切ったらこれに買い替える!と決めて1年程でようやくその日がやってきました。
機能も見た目もとってもイイ!!私は超迷った挙句トルコブルーのを購入しましたが、どの色も素敵で、皆様にも自信をもってお勧めします。Made in Japan部門も含めて受賞ってことで。

2019 ベスト読書

今年始めたGurdiansもなかなか読み応えのある本が多く、楽しい読書が進んでいるんだけど、昨年末~夏まで読んでいた「ゼロ年代」リストに入っていた<帝国>(アントニオ・ネグリ)が面白かったな。今までとはちょっとジャンル違う感じだけど、いろいろ考えさせられた。自分では絶対手に取らない類の本なので、朝日新聞リストに感謝!

2019年12月13日

Guardian’s 1000(13)

2019年中に150冊行けるかなと思ったんだけど、あれやこれやでなかなか進まず。ま、別に急ぐ必要もないんだけど。今回はSF&Fantasy。軽く読める本が多いんだけど10分冊があって時間がかかったのさ。
それと、再読優先で読んできたのに、前には図書館にあった「銀河帝国攻防史(1)」がなくなっていて借りられず。(1)じゃないのはあるんだけど、ぶつぶつ。古本屋とかでいい値段で見つけるまであきらめることにした。

(121) アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(フィリップ・K・ディック/ハヤカワ文庫):
再読。映画のブレードランナーを見るより先に読んだ。当時は素直にSFとして読んだけど再読すると重い話だな。「共感」を「人類」の根拠にするんだけど、共感能力の低い人間てのはいるし(器質的にも環境要因でも)、アンドロイドが共感を獲得するのも時間の問題だろうと思う。結局、「人間」て何?「君臨すべき人類」「守られるべき人類」って何?ってことよね。人類を超えたマルチチュードの観点には動植物だけじゃなく、アンドロイドも入るんだろうか。いいけどさ、入っても。

(122) 充たされざる者(カズオ・イシグロ/ハヤカワepi文庫):
初読。SF&Fていうか不条理?リサイタルに訪れたピアニストは、強引な街の人々に振り回される、が、本人の言うことも信頼できないので、ええっと・・・?な小説。邦題より英題のThe Unconsoledの方が、宙ぶらりんな感じがしてイイと思う。このまま映画になったら結末に納得がいかなそう(笑)。

(123) ナルニア国物語(C・S・ルイス/光文社古典新訳):
先日光文社古典新訳シリーズの方で収載。読まなくてもいいけど、「ライオンと魔女」位は読んでおいて損はない。何しろ有名な物語だからな。

(124) ねじまき鳥クロニクル(村上春樹/新潮文庫):
ひさしぶりの再読。大筋は覚えていたが、シナモン君の存在をすっかり忘れていて3巻目でようやくあっそうだったのかと思った。なんでこんな絵になる存在を忘れるのかなー(笑)。前に書いたかもだけど、クミコさんはピンクのティッシュと花柄のトイペが嫌い、というのが私には一番印象的でした。村上春樹ワールド全開で私は好きです。

(125) 1984年(ジョージ・オーウェル/ハヤカワepi文庫):
新訳で再読。こんな話だった(そりゃそうだ)。買って持っていた位気に入っていたのだが、今読むと社会思想で縛るあたりがなんか古いな。こういうやり方でなくても支配できてしまっている今を考えるとちょっとねー。

(126) ハリー・ポッターと賢者の石(J・K・ローリング/静山社文庫):
大騒ぎになって割と早い時期に読んだ。当時図書館では半年待ちだったけど、知り合いが貸してくれた。確かに面白いけどそんなに騒ぐほどか?と思った。その後勉強のためにと、原書を買って読み始めたものの・・・オノマトペぽい単語が多すぎで早々に挫折(笑)。
映画化決まった時には、みんな似てるー!!と感心した。人間は小説より早く歳を取ってしまうので辛いなと思ったけど、映画版も全シリーズ一応は見た。結局1巻目のこれが一番好き。
お子様には断然おすすめ。大人は今更読まなくていいと思うけど、ある程度以降の年代はたぶん殆ど読んでいるので、話が通じると言う意味では読んでおいて損はない。

(127) フランケンシュタイン(シェリー/光文社古典新訳):
名前を間違えている人が多いと思う。怪物の名前じゃないのよ。

(128) ジーキル博士とハイド氏(スティーブンスン/光文社古典新訳):
これってSF&Fなのか?記述に難点はあるが多重人格者を扱っているだけのような。

(129) 指輪物語(トールキン/評論社):
子供の頃は1巻目で挫折。大人になって友達に勧められて頑張って読んだ。冒険が始まるまでの前置きが長すぎると思う。ここさえ過ぎれば楽に読めるんだけど。今回は20年ぶり位の再読だけど、やっぱり1巻目がつらかった。結論から言うと前置きはかなり飛ばしても困らないので、投げ出してしまう子供には冒険が始まるところから読むことをお勧め。

(130) タイムマシン(ウェルズ/光文社古典新訳):
文句なくSF。当時は画期的だったと思うのだが、今となっては悲観的未来論。